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今日の午前中、民生常任委員会が行われました。私は陳情者として傍聴してきました。函館市にとって非優先課題である自殺対策について、自身は、これまで『ぶどうの木』の代表・自殺対策従事者として陳情書を提出してきました。陳情名は同じですが、採択された項目は早かれ遅かれ実行されることを願いつつ、否決された部分をどのように書き記すと採択されるのか、自己分析しつつ、いろいろな角度で陳情項目を書き記してきました。
自殺対策に関する陳情書を何度も提出してきた理由には、保健所が事務局となって開催している『函館市自殺予防対策連絡会議』の在り方に疑問を感じていたのです。『自殺対策基本法』に明記されている(地方公共団体の責務)を果たす努力を怠っているのではないか、と思っていたからです。 今日の委員会では保健所側が用意した資料によって、あっという間に陳情項目の採否がされました。各会派ともに事務局である保健所は施策をしっかり講じているとの理由から、バツをつけていきました。非優先課題である自殺対策には本来マルかバツかなどと決めることはできないのですが、各会派を代表する委員の口からは次々とこの項目についてはバツだと言われました。それも全て個人情報の公開が理由です。一般の公募で選ばれた市民に聞かせることはできないとの理由です。 私は思います。自身の考えでは公民連携の住民参加型の自殺対策が必要であると感じているのです。連絡会議の構成機関・団体のほとんどは市庁舎内の部署で占められているのです。このことに関して、ある部局に問い合わせ、連絡会議のメンバーとしてどのような施策を講じていこうと考えているのか聞かせてください、と尋ねたことがあります。職員からは何ら施策は講じていないというのです。つまり、連絡会議を通して「各関係機関・団体が担うべき役割を明確にせず、公的機関及び民間団体の連携体制の確立がなされていない」のです。これは連絡会議の果たすべき役割を怠っていることになるのです。 今後『ぶどうの木』として何ができるのかわかりませんが、今日の委員会での各会派の発言を踏まえて、何らかの取り組みをしたいと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月31日 16時59分05秒
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