不器用ぶっきーの針仕事:二部式のしゃれ帯
実家で見つけた反物。羽織に仕立ててあったものをほどいて洗い張りしたままの状態。そのまま箪笥の肥やしになって何十年?それを帯にリメイクしてみたい。言うは易し。私には洋裁和裁の心得が無い。高校まで家庭科は必修だったけれど成績はさっぱりだった。私には無理だからプロにお願いしよう。そう心に決めていた矢先「自分で作れるわよ。 一気に一日で作っちゃいましょう。」と笑顔で背中を押してくれた達人が現れた。女神様!達人のお宅で反物を広げて相談。洋裁用の薄手の接着芯を帯芯の代わりにして、胴の部分と垂れの部分を分けて袋を二つ作るということになった。二部式のしゃれ袋帯。 お太鼓の形を作って胴の上に載せてみたところ。たっぷり長さをとってあるので一重にも二重にもお太鼓が作れる。 二部式の帯をしめるのには少しコツがいる。何度か練習してうまく行くようになった。きっと昔は華やかな羽織だったこの絹地。帯になって海の向こうで生き返った。