コロラドロッキーでお仕事中-その1:ぶっきぃの通勤路
今、とても空気の薄い場所でゼーゼー言いながらブログをアップしている。ここはコロラド州の山の中。ぶっきぃは学会に出るため出張中。この山の中の小さなリゾートで4泊5日の単身赴任を楽しみたい。真冬のコロラドロッキー。こんな素敵な場所はない。そうなんだけど、ぶっきぃには例の持病がある。標高9,000フィート(約3,000メートル)のところにあるリゾート村。魔の高山病が出ない訳が無い。到着した直後は良かったが、スーツケースを転がしながら坂道を登り始めた時に「発作」が来た。心臓ドキドキ、息が切れて目眩がする。「リゾートの道路際で野垂れ死にするのか・・・」 マジでそう思った。呼吸と気持ちを取り直して、滞在するコンドミニアムにたどり着く。部屋が2階だと分かって、もうこのままボストンへ引き返そうと思う。たった15段の階段がとてつもない距離に思えた。ぶっきぃには毎度のことで馴れてはいるけれど、やっぱり全然楽しくない。コンドミニアムの部屋へ転がりこんで、1時間くらいソファに横になって休んだら少し回復。あらためて部屋を見渡してビックリ! ゴージャスじゃないの!!フルサイズのキッチン、ガスの暖炉、大きなリビングスペース。上の写真に写っていない背後に、もう1つソファベッドがあり、パーティションで仕切ってゲストルームに使えるようになっている。下の写真の正面がキッチン、右にある螺旋階段を上ると・・・2階部分に大きなベッドルームがあった(写真左)。ベッドルームの背後には、屋根裏収納のスペースまである。1軒家だよ、これは。さっそく留守番中のダーリンに電話。「週末おいでよ~」。来たそうにしてはいたけれど、どうだろう?キッチン備え付けの道具や食器類もキレイでよく揃っている。こんなことなら町から食材を担いで来ればよかった。とにかく、単身なので外食するより自炊の方がいい。ありがたや~、ありがたや~。 高山病も、それなりに小康状態になってくれたので、このコンドミニアムから学会会場まで歩いて通勤することにした。ぶっきぃの新しい通勤路のご紹介。さすがにコロラドロッキーの山中。早朝は顔が凍るくらい寒い。路面は凍っているけれど、ボストンでもそれは普通だから平気である。空気がきれい、景色がきれい。片道25分くらいはかかるけれど、気持ちがいい。こんな瞬間にもめぐり遭えて、気分は最高。やっぱり、ちょっと寒いけどね。ここが、これから4日間のぶっきぃの職場。氷点下の朝の通勤。よく歩いて準備運動ばっちりだし、寒さで頭がすっきり冴えていい感じ。午前中のセッション、すごく集中できた。午後もがんばるぞ。