銀ちゃんが無事に車検から帰ってきました。
前回の車検時から、あずけるお店はディーラーから街のバイク屋さんに変わりました。
でも、初めての車検の時から現在まで、メカニックさんはずっと同じ方に診てもらっています。

思い起こせば１０年前。
３１１６ｋｍの低走行車を関東のディーラーで見つけ、ネットで購入して以来、一番最寄りだった大阪の小さなディーラーに整備をお願いするようになりました。
ところが、購入時からアイドリングがとても不安定で、アクセルを戻すとエンストしてしまうようなエンジン不調が続いた時期がありました。
車検を終えてバイクを引き取り、その帰り道にエンストを繰り返す・・・・。
慌てふためいて、もと来た道を引き返し、ディーラーに戻った経験も何度もあります。
ですから車検後の引き取りというのはいつも緊張していて、何か調子が悪くなったらどうしよう・・・・そんな不安が、最初の頃の私にはつきまとっていたのでした。

アイドリング値を上げたり、いろいろと当時からメカニックさんにやってもらいましたが、あまり効果はありませんでした。

「このバイクとは相性が悪いのかもしれない・・・。こんなに不安がいっぱいで、エンジンがいつ止まるかわからないバイクでの遠出は到底できない・・・。手放そうか・・・？」

そんなことを真剣に考えた時期もありました。

ところがです。
６年前の車検時に、ふとメカニックさんが、

「そう言えば、この時代のエンジンにイリジウムプラグを使ったら、調子が良くなっていたんだっけ・・・。１本２０００円、２本で４０００円もするプラグだけど、試してみてもいいな」

と言って取り付けてくれたのが、このプラグとの付き合いの始まりでした。

取り付けてみると・・・・なんということでしょう〜！！

今までのアイドリングの不調はピタリと止まり、どんなに遠出して赤信号に止められても、その間にエンストするような不安定さは皆無となったのでした。
・・・あれから５万キロ走りました。

今回の請求書の中に記載された「プラグ２本　４４００円」の記載を見つけて、当時のあのやり取りを思い出した次第です。
ああ、替えてくれたんだなぁ、あの時入れてくれたイリジウムプラグを。

あの日以来、銀ちゃんに対する私の「信頼度」がぐんとアップし、遠出を恐れることがなくなったのでした。
さあ、また次の５万キロを、このイリジウムプラグで走りましょう。（笑）



（銀ちゃんとの付き合いは、決して平坦な道のりではありませんでした。いろいろ苦しみながら、悩みながら付き合ってきて、その中で少しずつ調子が良くなって、現在に至っています。ですから、私にとって銀ちゃんは旅の良き相棒として、いっそう愛おしく思えるのでした）




（さあ、また走ろう、銀ちゃん！）


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