カテゴリ:多事争論
このところ、セラフィームがうんざりするニュースが立て続けにマスコミを賑わせている。 はじめはベッキーとゲス乙女のメンバーとの不倫騒動、そしてそれに続く形で今度はSMAPの解散問題が飛び込んできた。
こんなゴシップネタ、一過性の物であればいいが、連日連夜ネットニュースのヘッドラインを筆頭にTVのニュース番組にまで取り上げられ、挙句の果てはSMAPの解散での損失が何百億とか大真面目に論じている姿には正直滑稽さしか感じえない。 なぜなら、これらが取り上げられていた時期、まあ正月明けからのサバ読み計算になるが、去年秋にあった全世界株価同時株安よりも深刻な暴落が継続しており、これまでの数年間で虚飾とも言っていいような日銀を初めとした株価操作に大きなほころびが見せ始めてきたからだ。(その他、関連問題として原油価格下落、中国バブル崩壊懸念の再燃も対岸の火ではない。) この問題は実際に株式相場にかかわっていない方がにも深刻で、場合によっては中小企業から大企業にもまたぐ倒産⇒リストラ・失業という流れにもなりかねない。 無論、マスコミ自体が自民党に大いに迎合し、国民の目を経済から背けさせるためにこのような陳腐なニュースを連日流していると邪推できなくもないが、我々国民が真剣に目を向けないといけないといけない問題はもっと別次元にある。 事実、15年の7~9月の3カ月間で年金積立金の運用の損失は約8兆となり、これはある程度ネットニュースなどでも取り上げられたが、2016年1月21日現在に至っては上記の運用環境がさらに悪化したため、GPIFの運用の損失が21兆を超過しているのではないのかという専門家まで現れた。(昨年秋の日経平均暴落よりも現在さらに安値になっているわけで、この数値はある程度の信憑性はある気がする。)無論、これは去年・今年に始まったことではないが、日本国の借金が既に抜本的な対策を見いだせないまま、1000兆円を超えてしまっているのも笑えない事態の一つであることは言うまでもない。 端的に言えば、多くの国民にとってより大切な雇用・年金についての大問題が既にもう身近に迫っているのに、リアルの中でも、ネット上のフェイスブックやツイッターで数多として語られるのがどうでもいい芸能界の話題ばかりともなると、辟易を通り越し、日本もまだまだ平和だなとつくづく思ってしまう昨今である。 蛇足であるが、この記事は真摯なSMAP・ベッキー・ゲス乙女のファンを揶揄するものではないという事だけはご理解を。 日本の全人口からすれば至極少数派ではあるものの、彼らのおかげで精神的に豊かでいられるという方もおられるのは確かだと思うし、セラフィーム自身も酔狂並にお気に入りのアーティストや芸人さん等がいるのは確かだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.01.22 00:04:39
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