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カテゴリ:アメリカ映画
ハリウッドのB級映画を作りつづけたサミュエル・フラー監督。 この映画は彼が1953年に作ったフィルム・ノワールです。 スリのスキップはニューヨークの地下鉄でキャンディという女性のかばんから財布を盗む。 共産国スパイが登場するなど当時の世相を反映した映画になっています。 ストーリーは強引です。この強引さはゴダールの映画に通じる部分があります。 でも演出やカメラ・ワークはとてもいいです。けんかのアクション・シーンはとても迫力があります。 スキップを演じるリチャード・ウィドマーク、キャンディを演じるジーン・ピーターズはなかなか良かったです。 でも胡散臭いおばさん、モーを演じたテルマ・リッターがいいです。この人はヒッチコックの「裏窓」でも家政婦として登場しますが、庶民的で貧乏臭い感じがメチャメチャいい。最高です。(笑) 「映画とは戦場のようなものだ。愛、憎しみ、アクション、暴力、死。ひとことで言えばエモーションだ」 サミュエル・フラーは「気狂いピエロ」の中でそう語っています。 ハリウッドにおいて自分の個性やスタイルを映像に表現した監督です。彼を評価するのも納得ですね。 邦題の「拾った女」って。。。。。ノラ犬か? バイバイ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/08/25 03:37:38 AM
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