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June 24, 2007
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太宰治著「津軽」、読了。

読み終わるのに、
10日以上も要してしまいました。

おそらく、完読したのは、
10代のころ以来と思いますが、

10代の頃は、
1日で読んでしまったのではないでしょうか。

10代のある一時期、
本を読むことを、
何かの「課題」みたいに感じていたことがございまして、

ある夏休みなどは、
「1日1冊読破!」を自分に課していました。

今から思うと、
何をバカなことをしていたものか、
と、思わないわけでもございませぬ。

ともかく、たくさん本を読んでいることを、
得意に思っていたのでございましょう。

今回、「津軽」を久しぶりに再読するにあたりまして、
ゆっくりと、味わうように読もうと決めていました。

小説の中で、「私(太宰)」は、
津軽の各所で、ゆかりの人達と会い、
旅のひとときを一緒に過ごしています。

今から思うと、
小説の中の旅のスピードと、
今回のわたしの読書のスピードは、
ちょうど歩調が合っている感じでございました。

それで、改めて、
思ったこともありました。

小説の筋を書いてしまうのも無粋なので、
ぼかしますが、

この小説を読む前は、
小説のラストシーンばかりが、
浮き立って印象に残っておりました。

でも、今回、ゆっくりと読み返してみまして、
ほかのシーンでも、
印象に残る箇所が、随所にありました。

例えば、小説の中ほど、
金木の生家に戻り、
兄や兄嫁、姪、そのお婿(むこ)さんらと一緒に、
近隣の山や溜め池に、ハイキングに行くシーン。

久しぶりに会う家族、新しい家族らと、
和気藹々(わきあいあい)と交流する一方、
兄に対しては、どこか、ぎこちなさが残る感じ。

山の上から、
自分の故郷、津軽平野を一望するくだり。

わたしも、自然と、感情移入しまして、
そのシーンを読んでおりました。

ふと、ここに登場する人物は全員、
今は亡くなっているのかもしれないなぁ…と思いまして、

当たり前といえば、当たり前の話なのでありますが、
ちょっと不思議な感じにとらわれました。

小説「津軽」の中には、
六十年前の津軽の風情が、
しっかりと生きているんでありますな。

…って、わたくし、
六十年前の津軽は、知らないんですけどね!
28歳だし。。。

ここ最近、スピードの速さばかり、
もてはやされる風潮もございますが、

たまには、ゆっくりとペースを落として、
本を読んでみるのも、
乙なものであります。


追記
読了直後の感想は、
「太宰も、いい小説を残してくれたものだなぁ」でした。

そうして、「津軽」という、
その小説のタイトルを改めて眺めていました。

太宰の小説は、若者向きのイメージがありますが、
30代以降の人には、再読をおすすめいたします。

特に、津軽出身の方には。

いい小説です。



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最終更新日  June 24, 2007 10:29:35 PM
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