それにしてもだねえ、2昼夜連続映画決闘論も今日で最終日となるわけにしたのである。何故なら、特に今日は何もなく、週末に淡路島か新潟か台湾に行こうかといろいろ頭の中で考えているだけで、仕事は相変わらずエンドレスってとこなのである。
最終日は、意味なく、何となくベトナム、というところで、ベトナム映画である。ベトナム映画でなくても十分なのだが、何故かベトナム映画である「地獄の黙示録」が私のベトナム映画ナンバル1である。マーチンシーンの最初の狂気からジャンキーのままのデニスホッパーからコポラとそりがあわないマーロンブランドから面白い。コッポラの破産、初めて中学校の時に知らずに聞いたジエンドのドアーズにサティスファクションのストーンズ、慰安のセクシーなプレイボーイメイツ。
昔、麦藁帽子をかぶってワグナーをウォークマンで聞きながら、タイのビーチから、椰子の山の入っていくと、ほんと、ナパーム弾の臭いがするようで、トンで行くのである。
コッポラ以外にもマイケルチミノの「ディアハンター」キューブリックの「フルメタルジャケット」結構どちらも傑作だよね。ただし、チミノは「天国の門」という大作で破産したが、ディアハンターもはっきりいってベトナム戦争でなくてもロシアンルーレットはできるぜってところか。プらトーンにぐモーニンベトナム、少し小ぶりか。7月4日に生まれてはメキシコで蛆入りテキーラの蛆を食うシーンしか覚えていない。それはなかなかかっちょよかった。ダゴールも「ベトナムから遠く離れて」といった傍観者的映画があったなあ。ま、日本なんか傍観者でさえないからねえ。まあ、小田実も同じ題名の長い小説があったなあ。
ちなみに、後遺症的にいえば、タクシードライバーやランボーもプチベトナム映画ってとこか。
ここからベトナム映画について、詳しく解説していくつもりだが、紙面の都合上と私の睡眠時間上、割愛させてもらうことにするので、あとは想像、想起、克己して欲しい。