レビュー#160 MISTY RIVER 《RISING》 2000年アメリカ
Only Love (Kokesh)The Trees They Do Grow High (England)If I Needed You (Townes Van Zandt)Mother, Mother (Kokesh)Obligatory Waltz (Dale Adkins)Little SadieThe Last Thing On My Mind (Tom Paxton)Real As A Dream (Kokesh)This American Dream Abel)You Can Have Her (Him) (William Cook) Chris Kokeshvo, fiddle, g, backing-voDana abelvo, accordion, backing-voLaura Quigleyvo, b, baowed-b, backing-voCarol Harleyvo, g, clawhammer banjo, backing-voJohn ReischmanmandolinGlen Moorebowed-bBill Stormsresophonic-gDale Adkinsg のど飴のCMに出ていた某大物女性演歌歌手ばりの気合たっぷりアイメイクのメンバーがいるのはどうでもいいとして。 アコースティック楽器で自作、トラッド、カバーを演奏するおばちゃんとおばちゃん予備軍4人組です。 1997年に結成され、本作がファーストアルバム。 今頃気付いたんだけど、ローラ・クイグリーのママ氏がキャロル・ハーリー(慢性骨髄性白血病と戦ってる。がんばって!)みたい。英文読むのメンドクセーって半年以上ほったらかしてる場合じゃなかったよ、まったく。 まあ、女は化粧でいくらでも化けられるしね。 一部の女性オンリーグループに見受けられる、媚びた感じがまったくなくて好感触です。 ふと気が付けば近くにいるようなさりげなさが漂っていて、当然ギスギス感なんてまったくなし。 フィドルやアコーディオンがすんごい落ち着くし、ハーモニーボーカルも優しげで心地良い。 4人ともリードで歌う曲があるけど、ローラとダナ・アベルは見た目どおりの声してます(手前の紺色の服がローラ、天童よしみの右隣がダナ)。とくにローラは声も見た目もおとなしくて上品な若奥様風だな~。 クリス・コケッシュは姐御肌っぽいけどローラ&ダナと同じくしっとり系で、キャロルお母さんは最もこざっぱりとした声。 いかにもアメリカの片田舎なまったりとした曲ばかりで、マーダーバラッドの6だけちょっと異質。 2はペンタングルのバージョンをお手本にしていることは明らかなほどにギターがジョン・レンボーンしていて、こういう発見もトラッドを聴く際の楽しみの1つ。 そういやレンボーンは6も71年のソロ「ファロー・アニー」でやってるなあ。 公式サイト丁寧な作りで好印象だよ。 http://www.mistyriverband.com/