「いつの間にやらこんなに集まってました」なトラッド
以前にも同じようなこと書いた気がしますが・・・1位 17バージョンThe Blacksmithイングランドの歌。これはもうすごく好きで、スティーライ1作目のとプランクシティのが双璧だったけど、今は僅差でプランクシティのバージョンが一番好き。ようつべで演奏風景見れたんだけど、クリスティ・ムーア(鍵盤&バウロン)が暇そうでした。なんとなく。後半にようやく出番が来るリアム・オフリン(パイプ担当)よりも。ちなみにヴォーン・ウィリアムスはこの歌を1909年にヘレフォードシャーのとある人妻に歌ってもらったそう。John Barleycornイングランドやスコットランドに広まっていたビール作りの工程を擬人化した歌。少なくとも17世紀には活字として登場していたようです。ただしこの歌要注意。“Hey John Barleycorn”とはタイトルがちょっと違うだけで中身は一緒かと思ってたら・・・そうじゃなかったんだよーう。3位 15バージョンBlackwater Sideブラックウォーターという地はアイルランド南東部に存在してます。ならばご当地ミュージシャンが多く録音してるんかなと思いきや、私が持っているバージョンはアイルランド人は4人(組)だけ。Cuckooかわいい鳥カッコー。イングランドが起源だけどアメリカでも愛されていたみたい。ペンタングルのバージョンに惚れて集めるようになりましたが、旋律のタイプは数種ありますね。Reynardine「狐物語」と関連付けられることが多いです。起源はアイルランドかイングランドとされていますが、Reynardがフランス語で狐を意味することからフランス起源説も根強いです。また、海を渡って北アメリカにも広がりました。Trees They Do Grow High悲しい悲しいイングランドの歌。年下の少年と無理矢理結婚させられ、早くに死別してしまう女性が歌われています。少し前に入手したシルヴァー・バーチのアルバムに入っている“Trees”という曲、なんのことはない聴いてみたらこれでした。7位 14バージョンHouse Carpenter19世紀イングランドの歌で、チャイルド・バラッド243番。求愛や死について歌っている模様…詳しいことはわからないけど、歌詞には“地獄”って単語が登場してきます。なお、“Demon Lover”と“James Herries”もおなじく243番に制定されてます。もっと語学力があれば歌詞を読み比べできるのになあ!全訳本も3巻揃ったことだし、今度はチャイルド・バラッドをテーマにしてみるかなあ。まあ305番まであるので欠落番号(=持ってない)ものも結構あるんだけどさ。人気blogランキングへ