カテゴリ:旅
日本の秘仏は、全国の秘仏を写真とともに 紹介した本である。この本を眺めていると、何と東京の 都心にも美しい秘仏があることが分かった。人形町にある 大観音寺の「観音菩薩像頭部」である。 この像は毎月17日に拝観することができる。ちょうど 今日、よしとばかりに出かけてきた。 日比谷線、人形町駅を降りる。この駅前通り、商店が軒並み 並んでとても賑やか。こんな街があったことはまったく 知らなかった。江戸の昔を思い起こす街並み。 さて、水天宮方向に向かうと、大観音寺の幟旗が見える。 ビルの中の作られたお寺で、階段の上に本堂が見える。 階段下には「本日ご縁日 本尊開扉」の立て看板がある。 さっそく本堂に参る。ここで衝撃の事実。 「日本の秘仏」の冊子では、御本尊の全体が見える わけではない。お前立ちの観音像の影に隠れて見えるだけ。 この本の写真を信じて、双眼鏡を持ってこなかったのが失敗。 お顔だけなので、高さも思ったより高くない。それでも、 優美なお顔の雰囲気は感じられる。 (日本の秘仏 平凡社より) この像は、鎌倉時代の鋳鉄の観音像。頭だけ埋もれて いたのが、彫りだされ、明治時代にこちらのお寺の本尊と なったそう。大仏にしろ、鎌倉の仏には今だによく分から ないことが多い。 人形町という地名の通り、傍らには供養のお人形が、 たくさん置かれていた。東京の街中に、こんな秘仏が あったことにいちばん驚いた。10月の17日の土曜日に、 また出かけてみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは
人形町の秘仏、というタイトルを見ててっきり「寿三郎の工房の大日如来人形のことかしら」と思ったわたしです。 人形町界隈にはまだまだ他にも面白いものがありますよ。わたしはこの町、好きです。 (2009年08月18日 22時24分17秒)
毎月17日です。9月にでも出かけてみてください。
(2009年08月19日 05時02分35秒)
実は、この街、初めて歩きました。
こんなに近いのにまったく行ったことがありませんでした。 辻村寿三郎の工房もあるのですね。 今度、ゆっくり歩いてみます。 (2009年08月19日 05時06分39秒)
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