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カテゴリ:連載小説
会社にかえってみると、もう時間は5時半だった。

「おい、新人諸君、買い出しだ。」

金曜日といっても、ほっとはさせてもらえないようだった。

「なにかあるんですか?」

ナシコダに聞いた。

「ハナキンだよ。ハナキン。みんなで金曜日の夕方、おつまみとか買ってきて、のむんだよ。」


「おう、いくぞ」

タケカワだった。メイジ大学出身で、このあと新人三人。おおいにお世話になる。

「おまえらさ、よくはいったね。やっと、下っ端の地位からぬけられるよ。」

彼も、まだ春先というのに、半そでのシャツだ。いわゆる体育会系といった感じだった。

「とにかくな、なにがあるか、おれにもわからない。そりゃあ、会社だからな。でも、3年は辛抱しろ。そうすれば、見えてくるものもあるよ。」


そういいながら、おりていくと、4階で建設会社のOLが3人乗り込んできた。すると、タケカワは寡黙になった。

狭いエレベーターの個室、二十代の男性3人。女性3人。よからぬこと(?)を考えたのは、もうこの映画会社の洗礼をうけたからか?

結局、当然だが、なにごともなく一階に着き、近くにある公団住宅の一階にある酒屋にいって、ポテトチップスやら、乾きものやらをたんまりと仕入れた。

「飲み物はどうすんですか?」

「ばかやろう、そんなもん、会社にあるんだよ。」


事務所に戻ってみると、いまかいまかと買い出し部隊の帰りを待っているふうであった。


「新人たち、まあ、これはな、ハナキンといって、こうやって、飲みながら時間をすごすもんで、毎週やってる。強制じゃないが、仕事の都合がつけば、いっぱい飲んでかえれ。」

オギクボの解説。あと、来週、歓迎会をするともいわれた。

「ハナキン」

この言葉が一般化する4~5年前の話だ。飲んでいると、

「おはようございます。」

ホッタがビデ倫から帰ってきた。

夕方の6時すぎに「おはようございます」。すくなくともカタギの会社に入ったのではない。それだけは、あきらかなようであった。





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最終更新日  2005.12.22 00:05:58
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