テーマ:DVD映画鑑賞(13977)
カテゴリ:歌は世につれ
若い頃に見て、何故か印象に残っていた「グレンミラー物語」という映画のDVDを借りてきました。 グレンミラーは、1930年代のアメリカで活躍したジャズミュージシャン。 特に、編曲家・バンドリーダーとして、その才能を発揮し、 「グレンミラー・オーケストラ」という楽団を結成して、絶大なる人気を博しました。 その名曲の数々は、今でもスタンダードナンバーとして、世界の多くの人に愛されています。 映画「グレンミラー物語」(The Glenn Miller Story)は、 そうしたグレンミラーの半生を描いた伝記映画であり、 名曲誕生の様子を綴る、優れた音楽映画でもあります。 まずは、映画のあらすじです。 冒頭のシーンは、若き日のグレンミラーが質屋通いをしている場面から始まります。 グレンは、音楽づけの日々を送りながらも、貧しい生活を送る日々が続いていました。 グレンの恋人は、ヘレンという大学時代のクラスメート。 しかし、2年間音信不通だったため、彼女には、すでに婚約者がいました。 ところが、グレンは、彼女に突然電話をかけて、強引に彼女を誘い出します。 呆れ果てるヘレンではありましたが、次第にグレンに惹かれていきます。 このあたりの二人のやりとりは、 とても粋で、洒落ていて、良き時代のハリウッド映画らしさが出ています。 やがて、グレンとヘレンは結婚。 ヘレンは、時に、夢を諦めかけるグレンを励まし、支えながら グレン・ミラー楽団結成へと導いていきます。 この映画はまた、グレンとヘレンの愛情物語でありました。 やがて、グレンは、楽器の組み合わせと、緻密な編曲により、 独自の音楽スタイルを見つけ出し、 「ムーン・ライト・セレナーデ」を始めとする大ヒット曲を 次々と生み出していきました 「グレンミラーオーケストラ」はアメリカを代表するジャズミュージシャンとして、 その地位を確立させていったのです。 しかし、そうした中、 グレンは、突然、陸軍を志願し、 ヘレンと子どもたちに別れを告げ、兵役に身を投じていきます。 その後、軍の中でも楽団を結成し、 各地を慰問演奏に飛び回りました。 しかし、フランスへの慰問演奏に飛び立った時、 突如、グレンの消息が不明になります。 軍からの発表は戦死。 ヘレンのもとに訃報が届けられたのは、 クリスマスの直前のことでありました。 悲嘆にくれるヘレン。 そうした中、ラジオでグレンのクリスマス特別番組が放送されます。 ラジオから流れる曲。 グレンは、生前、クリスマスに向けて、 ヘレンに捧げるための曲を用意していたのでした。・・・・・ 1953年のアメリカ映画 監督・・・アンソニー・マン 主演・・・ジェームス・スチュアート、ジューン・アリスン 人の心のあたたかさが感じられる、古き良き時代のアメリカ映画の名作だと思います。 そして、全編を彩るグレンミラーの音楽の世界。 以下が、映画の中でも演奏されていた、「グレンミラーオーケストラ」の代表曲です。 題名は知らなくても、どれも、誰もが聞いたことがある名曲だと思いますね。 ムーンライト・セレナーデ Moonlight Serenade グレンミラー・オーケストラの代表曲で、この映画のテーマ曲でもあります。 真珠の首飾り String of Pearls グレンが、去年の分の誕生日プレゼントだと言って、 ヘレンに「真珠の首飾り」を贈ります。 それがのちに名曲誕生につながっていきました。 アメリカン・パトロール American Patrol 軍隊の日常シーンのバックに流れていました。 イン・ザ・ムード In The Mood 戦闘機が飛来してくる中、なおも、グレンが演奏を続けるシーンが印象的。 茶色の小瓶 Little Brown Jug グレンが生前ヘレンに捧げる曲として録音していた曲がラジオから流れます。 感動のラストシーン。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
何曲か覚えています。
って言っても、、 音痴ですから、、 聴いたら分かるという程度ですが(;一_一) この映画は観た記憶があるのですが、、 なんとなくしか覚えていなかったので、、 戦死したというのを読んで、、涙が出ました。 彼は夢を達成した上で、、 命を燃焼させたのですから、、 誇りある人生をまっとうしたのだと思います。 残された妻は、、 彼の残してくれた愛の曲を、、 生き甲斐にしたのではないでしょうか。 愛の形は色々ですね。 いつもながらに素晴らしいお話しを ありがとうございました。 (2009年06月14日 20時47分38秒)
夢見るグランマさん
>音痴ですから、、 >聴いたら分かるという程度ですが(;一_一) とんでも、ございません。 歌をお聞きしたことはないですが、 きっと、感がいいように思いますが。 >この映画は観た記憶があるのですが、、 >なんとなくしか覚えていなかったので、、 >戦死したというのを読んで、、涙が出ました。 ラストシーンは、感動的でしたね。 でも、不思議と悲しいというイメージでなく、 何かハッピーエンドであったかのような、 爽快感がありました。 >彼は夢を達成した上で、、 >命を燃焼させたのですから、、 >誇りある人生をまっとうしたのだと思います。 >残された妻は、、 >彼の残してくれた愛の曲を、、 >生き甲斐にしたのではないでしょうか。 その通りだと思いますね。 そのように思えるからこそ、見終わった後に、 良い余韻が残るのかもしれませんね。 (2009年06月14日 22時06分09秒)
多くの試練を与えられてきました。
今も、、苦しい時間を過ごすことがあります。 虚しさと、、それでも、、生きようとする私・・ 人は、、母として人間として、、 ワタシをどのように評価するのか、、 それは分かりません。 でも、、 ワタシは、、 この苦しみにこそ、価値があるのではないのか? 否 価値があろうとなかろうと、、 他者のためではなく 自分の人生を生ききることこそ、、 人間として、、与えられた誇りのような気がします。 どのような人生も、、 ワタシの人生だからです。 ワタシは、、今後、、 市井の片隅で生きるかもわかりません。 それもワタシの選んだ人生です。 多くの人の前に出ることはなくとも、、 ひとりの人間として、与えられた運命を粛々と 受け入れ、、 雄雄しく生きる!! 自分の心を卑屈にすることなく、、 生きたとき、、 自分の納得できる人生になるのだと信じています。 いつも、、 心あるコメントをいただき、 ありがとうございます。 大きな支えです。 心からの感謝を込めて・・ (2009年06月14日 23時04分19秒)
夢見るグランマさん
>多くの試練を与えられてきました。 >今も、、苦しい時間を過ごすことがあります。 >虚しさと、、それでも、、生きようとする私・・ グランマさんが、試練といわれること、 私のように平凡な人生を送ってきたものにとっては、 見当がつかないような、状況になっているのだと思います。 また、話をお聞かせてください。 >ワタシは、、今後、、 >市井の片隅で生きるかもわかりません。 > >それもワタシの選んだ人生です。 > >多くの人の前に出ることはなくとも、、 >ひとりの人間として、与えられた運命を粛々と >受け入れ、、 >雄雄しく生きる!! > >自分の心を卑屈にすることなく、、 >生きたとき、、 >自分の納得できる人生になるのだと信じています。 今は、そうなのかも知れませんが、 決してあきらめることはないと思います。 今のことを中心に考えるのは、当然のことですが、 かといって、人間は先のことまですべて見えているわけでもなく、 長い目で見たら、また、違うのかもしれないと思ったりもします。 (2009年06月20日 00時55分37秒)
グレンミラーといえば、やっぱり私は茶色の小瓶ですねえ。昔、ちょっとピアノを習ったことがあるのですが、これを弾きたくて弾きたくて。そのままではとても弾けないので、初心者向けの楽譜を買ってきて弾いた物でした(今はそれさえも無理ですが)。
(2009年08月02日 09時18分57秒)
G3(じーさん)さん
> 茶色の小瓶は、軽快なメロディーで私も好きです。 G3さんは、ピアノをされてたんですか。 私も、小学校教員免許のためバイエルを授業で習いました。 今ではもちろん、一曲も弾けませんが(笑) (2009年08月02日 15時46分25秒)
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