森のおくから むかし、カナダであったほんとうのはなし [ レベッカ・ボンド ]
この本は作者のひいおじいさんが体験した本当のお話です
カナダの森の中に大きなホテルがあり、そこに泊まってるお客は何か月も森の中で仕事(猟師、木を切る人、鉱石を掘る人・・・)をする人たちです。
ある日、森が大火事になり、ホテルにいた人たち、森の動物たちがみずうみに逃げてきました。
みずうみの中で燃える森を見てるのです。
オオカミやシカもすぐ人間のすぐ近くにいるんです。
じっと炎をみるだけ・・・
こういう体験が本当だなんて怖いです。
火事もこわいけど獣も怖い。
だけどその時は、何事も争いもなく、一緒に同じ炎を見てる・・・
火が落ち着いたら獣たちは森の中に帰って行ったそうです。
自然、動物、人間の共生・・・考えるものがありますね。