書道のはな*みち　キレイな字が書けると人生はもっと美しくなる

いよいよ大晦日となりました。
皆さま、今年も一年本当にありがとうございました。


誰も経験したことのない一年でしたが、
その分、私たちは新しいことをまた学び、
生み出し、切り抜けていくという
クリエイティブな時間を育てていけたかもしれません。
この忘れられない一年を礎に
また来年はより良い年となることを
願ってやみません。

お正月2日（地方によっては3日）の夜、
この歌が書かれた七福神の宝船の絵を
枕の下に置き、歌を3度読んで寝ると、
吉夢を見られるという風習があります。

【歌】
なかきよの とおのねふりの みなめさめ
なみのりふねの おとのよきかな
（長き夜の 遠の睡ねむりの 皆目醒めざめ
波乗り船の 音の良きかな）

調子良く進む船が海を蹴立てゆく波の音は、
夜が永遠に続いてしまうのではと思うほど
心地よいので、思わず眠りも覚めてしまう。

この短歌は「回文（かいぶん）」と言って、
前から読んでも後ろから読んでも
同音の文章のこと。

終わりがないので
昔からおめでたい文とされていました。
皆さんもどうか素敵な初夢が
見られますように。

佳いお年をお迎えください✨
来年もどうぞよろしくお願い致します。