犬君のダイエット

2011.10.04

街路樹が色づき、すっかり秋めいてきました。
私は秋生まれのため、秋が大好き。
愛犬・キャパリア華実とのお散歩も、足が軽やかになったりします。

Nちゃん、華実のお友達。
小さい時からボール遊びが大好きで、いつも30分くらいボール遊びをしているコでした。

久しぶりにあったNちゃん、咳が出て心臓が悪いと言われたとのお話を聞いてビックリ。
さらに他のお友達も集まってきて、ダイエットの話になりました。

「○○ちゃん、4キロもダイエットできたのよ。
　カリカリは食べずに　もやしとキャベツと鳥のささみですって」

獣医さんの指導のもとでのダイエットだそうです。

ん～。

獣医さんが絶対だと思っているママさんには、私はごはんのこととか
話さないようにしています。

なぜなら「獣医さんがそう言ってるのに、なぜあなたは違うことを言うの」
というエネルギーが伝わってくるし、
そういうママさんはたいてい何を言っても、私の話は聞きいれてくださらないから。

これ、ひとつのポイントです。

何か疑問をもって話しかけてくれるママさんでないと、
会話は成立しません。

例えば

「獣医さんに行ったんだけど、こう言われたの、どう思う?　」

とか、

「獣医さんでこんなこと言われたんだけど、そうかな。なんか違う気がするんだけど」

とか、そんな視点で話しかけてくれる方には、
いろいろご説明できることもあったりします。

ですので、心の声シリーズとなってしまうのですが　^^;

「肥満というのは基本的に食べ過ぎか、そのごはんのバランスが
犬君にあっていないか、
あるいは動物性脂肪のとりすぎか、
運動不足か、便秘傾向か」

たいてい、そんなことが考えられます。

であれば一番簡単なのは、いつものごはんを減らしてスープとお野菜を食べさせてあげる。
時にはオカラなども活用して。

減らして欲しいのは主食となるカリカリ。
足して欲しいのは人肌温度の水分と繊維質と酵素。
できれば体に良い成分の油なども。

ごはん自体のバランスを崩してダイエットしても、
それはリバウンドする可能性大。

ママさんがバナナダイエットやフルーツダイエットに失敗するのと原理は同じです。

ただ体重を落とせばいいわけではなく、
体のバランスを整えて適性体重にもっていくことが理想です。

ごはんの基本は「バランスよく」「まんべんなく」「適量」。

さらに動物性脂肪の摂り過ぎは、肥満の原因、ガンの原因になると言われています。

ということは。
できるだけお魚を活用したほうがいいのです。

動物性脂肪、つまりお肉は血液をドロドロにする傾向があります。
お魚脂は血液をサラサラにする傾向があります。

ただし。
鶏肉は比較的血液をドロドロにしにくいお肉です。
活用することには問題ありません。

しかし鶏肉をあげる場合、ササミだけでなく、
モモ肉、胸肉、さまざまな部位のお肉を。
もちろん、ササミは脂肪分が少ないのですが、その分リンが多いのです。

リン過多になると、オシッコトラブルなどに発展してしまう場合もあります。

そして、解毒・排泄をしっかりするためには酵素が必要です。
ファスティングという言葉があるのですが、
人間の場合、酵素を多くとってプチ断食などを取り入れ、ダイエットをしていきます。

これは生野菜だったり、半生野菜だったりで補給できます。

ただし生野菜の食べ過ぎは体を冷やすこともありますから、
できれば半生調理が理想です。

そしてプチ断食をとりいれて、しっかりお腹の掃除をする。
また食物繊維を積極的にとって、排便の量を増やす。などなど。

食物繊維タップリ。ローカロリー、血液サラサラ成分の含まれている
海藻などを利用してもいいですよね。

さらにダイエットは３ヶ月かけることが理想です。
現在の体重の15％減が目標。

１ヶ月で15％も減らしてしまったら犬君の心身に負担がかかります。

15％が4キロに相当するということは、全体重27キロ程度の犬君です。
4キロダイエットに成功した○○ちゃんは、中型犬。

あっても10数キロでしょう。

○○ちゃんのママさんはダイエットに成功してとても嬉しそうですが、
○○ちゃんの心身に負担がかかっていないか、人ごとながら心配です。

いずれにしてもダイエットはかなり大きな精神的飢餓感を伴うもの。
マッサージなどをして、いつも以上のスキンシップを考えてあげましょう。

と、心の声でした　^^;

以下はすベて私の著作です。
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