愛猫の心臓病発症の要因と愛のメッセージ

2013.02.27

こんにちは。宇宙（そら）・人・ペット調和塾～作家阿部佐智子です。
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猫さんの心臓病で悩んでいる方は少なくないのではないでしょうか。
特に若猫さんで心臓病を発症したとき、
それは「先天性」の可能性がとても大きくなり、
しかし、残念ながらそういう時に力になってくれるブリーダーさんや専門家は
数限られているのが現状です。

愛猫ラグドールの海は、健康優良猫でした、
8年前、我が家にやってきた海はどこから見ても
どんな猫さんよりも元気にたくましく私の目にうつりました。

ところが一歳半の時、突然ごはんを食べなくなり、
状況が一転、急転直下ともいうべき勢いで体力も衰え、
原因もからないまま、いつ天国に旅立ってもおかしくないほどまでに
衰弱してしまったのです。

何軒も何軒も何軒も動物病院を梯子した結果わかったのが
「先天性肥大型心筋症」の発症でした。
すぐ海のブリーダーさんにご連絡しましたが、
ブリーダーさんの答えは「ありえない……」でした。

ありえないって、私の目の前で海が死にかけているのに、
ありえないって。

ブリーダーさんに頼ろうとしていてもラチがあかない、
自分で調べなくちゃ、自分で海のケアを考えなくちゃ。

と調べて調べて調べつくしてたどり着いたのが

【手作りごはんと自然療法のお薬】

でのケアでした。

初めの三カ月は毎日が海との闘いでした。
当時は手作りごはんのレシピの情報はほとんどなかったし、
何しろ、海は人間の食べ物を食べたことがないのです。
海にひっかかれ、海にかみつかれ、時に口に入れたものを吐き出され、
強制給仕をする、そんな毎日が続きました。

けれど三か月目、海の心臓病は状態が改善し、ごはんも自力で食べられるようになり、
思いっきり走り回ることもできるようになったのです。

奇跡。

この時のことはそうとしかいいあらわせません。
海の愛と生命力が奇跡を起こしてくれたのです。

海が心臓病を発症したその要因の一つは

◎先天的に因子を持っていた　ということ
そして
◎ごはんが海に合っていなかった
ということ。
海は私が調べた範囲では最も良質と思えるカリカリと缶詰を食べていました。
当時はまだ一般的ではなかった、良質な酵素のサプリメントを飲ませていました。

ペットフードを扱っているほとんどのショップさんに聞けば
パーフェクトと答えていただけるような食事をとっていたのです。

海にはのびのびと生活をしてもらっていましたし、
ケア用品なども自然なものだけを扱っていました。
私自身の精神面も落ち着いていました。

変な言い方ですが、海はストレスはかなり少なかった方だと思います。
けれど1歳半で発症したとき、海の心筋の厚さはすでに8ミリありました、
つまり普通の猫さんの倍あったのです。
発症のタイミングを見ても間違いなく先天的に心臓病の因子をもっていたことに
なります。

海の心臓病が改善して、
私はそのことについてみなさまに情報発信をさせていただきました。
すると海と同じように1歳から1歳半の間に肥大型心筋症を発症した
ラグドールちゃんのママさんから私のところに数件のお便りが届いたのです。

その時、
海の心臓病は間違いなく先天性だし、ラグドールちゃんには
肥大型心筋症のラインの子は少なからずいる、と感じました。

そのことを重ねて特にラグドールちゃんの飼い主さんに向けて
予防をしてあげてという意味で情報発信したところ、
かなりの数の攻撃メールをいただきました。

「メインクーンのまちがいじゃないの」

と。

あれから6年半が経ちました。
ラグドールのブリーダーさんで現在、
心臓病の遺伝子検査をしている方が数人いらっしゃいます。

スピリチュアル的に考えると、犬猫ちゃんの病気にはきちんとした愛のメッセージがあるため、
病気だからその子は良くない　とは一概には言えないものなのですが、
そこを話し出すと話が複雑になるのでシンプルに考えるのなら。

ブリーダーさんは健康な猫さんを譲渡することがお役目です。
そのために、また何かあった時のために
カリカリとワクチン以外のケアの選択肢があることを
知っていただきたいと思いますし、
また肥大型心筋症の遺伝子検査もぜひしていただきたいと心から願っています。

ラグドールちゃんに限ったことではありません。
どんな猫さんでもそうです。
純血種の猫さんの先天性肥大型心筋症は、珍しい病気とは言えません。

食事に関していうのなら一般に言われている「お水とこれだけ与えればOK」という、
総合栄養食も完全なものとは言い切れません。
たまたま、健康な猫さんがいて、たまたま良いフードに巡り合って、
たまたま良い環境に恵まれて。
そんな場合には、もしかしたら一生カリカリの食生活でも元気でいられるかもしれません。

しかし、海のように先天的に因子をもっていれば
どんなに良質なフードを食べさせてあげても心臓病が発症してしまうこともあります。
また、シニア猫さんになって、それまでの食生活の積み重ねで
心臓病を発症する子も少なくありません。

しかし、海は食生活の改善と自然療法のお薬とで、
重篤な肥大型心筋症を改善することができました。

獣医さんの間では一般的な考え方でなくても、
猫さんの心臓病の発症と食生活には因果関係があるとみるのが
自然ではないでしょうか。

だからこそ、発症予防のためにも、
症状改善のためにも食生活の見直しが重要になるのです。

ちなみに海は心臓病の症状が落ち着いてからは
トッピングごはんに限りなく近い超手抜き手作りごはんに落ち着きました。

また、トッピングごはんで心臓病が改善したという読者様のお声を多数いただいています。

これが海の、愛のメッセージです。

一般には不治の病といわれる心臓病、
食の見直しで発症予防も
改善もできる可能性がある、というのが。

最後に海のブリーダーさんへ。

ブリーダーさんが海のメッセージを受け容れてくださること。
海は心から望んでいると思います。
いつか、海の想いがブリーダーさんに届くと信じています。
私はブリーダーさんに本当に感謝しています。
それは海も同じです。

スーパーミラクルキャット海と共に心からの愛を込めて、
ブリーダーさんにこのメッセージをお贈りさせていただきます。

「ブリーダーママさん、ありがと、大好きニャ～=^_^=」

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Last updated 2013.02.27 21:38:53

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