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お正月にNHKハイビジョン「世界遺産イタリア縦断1200キロ総集編」というのをやっていました。
ごく一部しか視ていないのですが、1つの建物の美しさばかりでなく、街並み全体の美しさ、周辺の自然と調和した景観の美しさは、さすが世界遺産だなあと思いました。 私自身はイタリアは一度も訪れたことがありませんが、ボリビアの スクレやポトシといった世界遺産を訪れた時にも、街並みの美しさが強く印象づけられました。 日本でもいくつかの建造物が世界遺産に指定されて(もしくは、される予定である)と聞いていますが、どうですかねえ。いくら建物単体が素晴らしいものであっても、周囲の景観との調和がなければ、点と点を結ぶ観光になってしまいます。 そう言えば、昨年は、 チベットのラサで正月を過ごしたわけですが、あのラサも、ポタラ宮と大昭寺・八角街の一部エリアを除けば、中国全土どこにでもありがちな、特徴の無い近代都市に変貌しつつあるように見えました。京都の都大路の近代都市化といっしょです。 よく欧米人は個人主義であるのに対して、東洋人は集団主義で関係性の中に自己を築くなどと言われますが、街並みを守ることに限っては欧米人、少なくともイタリアやフランスの人たちのほうがよっぽど関係性を大切にしているように見えます。街並み全体の調和を保てば、そこの住宅にも相当の資産価値が付け加わると思うのですが、何とかならないもんかなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ー街並み全体の調和ーは、本当に大切だと思いますね。昔、パリに行った時、シャンゼリゼの並木も高さが制限されている事を知り、驚いたものでした。
イタリアのローマも町全体が美術館だな~と思ったものです。 日本でも、奈良なんかは、捨てたものでもないんではないかと・・・。 (2006年01月04日 21時18分21秒)
近頃景観権が主張される様になりましたが、まだまだです。
純民間となると景観権は名目上残るだけで、実質無くなってしまいそうです。 歴史遺産を守るには、政府、自治体、住民の連携が民営化での弊害を防ぐ意味から、必要だと思います。 本年も宜しくお願い致します。 (2006年01月04日 22時04分54秒)
日本国内で街並みが美しいところというと、
小樽、妻籠、倉敷美観地区など、いくつか浮かびますが、どれも小規模で、街全体の景観には、なっていないんですよね。 そうそう、小規模ですが、岡山の吹屋ふるさと村なんぞは、まだまだ救いがあります。 (2006年01月05日 21時24分49秒) |