東村山冷麺選手権エントリーNO.2
第2回目に取り上げるのは、久米川駅南口にある「明月館」の「冷麺」(890円)。このお店は焼き肉屋なんだけど、看板には「朝鮮料理」と書いてある。「韓国料理」ではなく「朝鮮料理」とある点が、いかにも“昔の焼き肉屋”という感じで、何か期待させるモノがある。 黒い丼に入っているせいもあるが、重量感というかボリューム感のある冷麺だ。見た目は涼しげな冷麺というより「冷やしラーメン」という感じ。それでは、いただきま~す。【スープ】★★★★ 旨いねぇ。そのままでも十分旨いけど、キムチをかき混ぜると、また旨くなる。酢を入れなくてもいいんじゃないかな。半分くらい食べてから今度はゆで卵の黄身を溶かしてみる。これはこれで旨い。【具材】★★ ゆで卵半個にキムチ、オイキムチ、ワカメ、トマト、錦糸玉子、刻み海苔。果物の代わりにトマトが入っているのはわかるとして、肉類が一切入ってないのは、ちょっと寂しい。見た目はキレイだが、錦糸玉子と刻み海苔はいらない気がする。これが入ると、どうも冷麺っぽく見えない。オイキムチとキムチは旨かった。【麺】★★★☆ 茶色がかった中細麺。盛岡冷麺と違い、そば粉とデンプンでつくった韓国麺だ。シコシコとコシというか歯応えがあり、ツルッとノド越しもいい。ボリュームもある。【値段】★★☆「焼肉レストラン あら川」の冷麺と比べると50円高いだけだが、この50円が大きい。ボリュームはあるのだが、具材に肉類がないし、この値段を高く感じる人は多いだろう。【総合評価】★★★ 麺とスープは旨いのだが、890円という値段がネック。でも今では珍しい、中細の韓国麺が食べられるのはうれしい。大久保・新大久保界隈の韓国料理店では極細が主流だからね。まだ東村山全体の冷麺を食べつくしていないから断言はできないが、このお店の麺は貴重だと思う。