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JINさんの陽蜂農遠日記

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2018.11.25
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『旧東海道を歩く』ブログ 目次

更に川崎に向かって歩く。
南大井周辺の地図。



そして『鈴ヶ森刑場跡』に到着。



南大井にかつて存在した刑場。江戸時代には、江戸の北の入口(日光街道)沿いに
設置されていた小塚原刑場とともに、南の入口(東海道)沿いに設置されていた刑場であったと。



元々この付近は海岸線の近くにあった1本の老松にちなんで「一本松」と呼ばれていたが、
この近くにある鈴ヶ森八幡(現磐井神社)の社に鈴石(振ったりすると音がする酸化鉄の一種)が
あったため、いつの頃からか「鈴ヶ森」と呼ばれるようになったと。



1651年(慶安4年)開設される。1695年(元禄8年)測量された検地では、
間口40間(74メートル)、奥行9間(16.2メートル)、であったと。
1871年(明治4年)閉鎖される。220年の間に10万人から20万人もの罪人が処刑されたと
言われているが、はっきりした記録は残されていない。当時は東京湾沿いにあり、
刑場近くの海で水磔による処刑も行われたとの記録も残されている。
当時の東海道沿いの、江戸の入り口とも言える場所にあるが、刑場設置当時浪人が増加し、
それにともない浪人による犯罪件数も急増していたことから、江戸に入る人たち、
特に浪人たちに警告を与える意味でこの場所に設置したのだと。




『しながわ百景:鈴ヶ森刑場跡と大経寺』。



『礫台(はりつけだい)』。
最初の処刑者は江戸時代の反乱事件慶安の変で由井正雪とともに幕府転覆を狙った
首謀者のひとり丸橋忠弥であるとされていると。
反乱は密告によって未然に防がれ、忠弥は町奉行によって寝込みを襲われた際に死んだが、
改めて磔刑にされたと。
真ん中の穴に柱が立てられその上部に縛り付けられて刺殺されたのだと。



『火炎台』。
丸い穴に柱を立て生きたまま縛り付けて焼き殺したと。
ここで刑死した代表格が、八百屋お七。
礫台そしてこの火炎台には同じ生花が手向けられていた。



『鯉塚』
近くに「鯉塚の句碑」という物があると。
『鯉塚の句碑: 擬宝珠型 総高189cm。森ヶ崎の海岸近く、現在の大森第一中学校あたりに、
大きな養殖場が経営されていた。この鯉塚の句碑は大正七年(1918)八月に、この養魚場の
池畔に鯉供養をかねて建てられたものである。句は、おそらく森ヶ崎鉱泉宿に遊んだ俳人が、
養魚場の池の鯉の飛び跳ねる雄大な姿を句に詠んだものであろう。』と。



歌舞伎の舞台、『(鈴ケ森)』で有名な供養塔。高さ3m余りの石塔に極太のひげ文字で
「南無妙法蓮華経」と書かれ、裏面には「元禄11年(1698)の年号とこの供養塔を建立した
「法春比丘尼」「谷口氏」の名が刻まれていた。
宝暦年間(1751~64)に書かれた随筆『江戸真砂六十帖』によると、法春は本郷の商人だった
谷口与右衛門の母。「生類憐れみの令」のしかれていたころ、与右衛門が酒に酔って犬を切り、
小塚原の刑場で処刑されたことを悲しんで、小塚原と鈴ケ森の刑場にこの供養塔を建てたと。



『みんなのお墓 埋葬之聖霊』



『首洗の井』
斬首した首を晒す前にここで血を洗ったのだと。今は金網で蓋されていた。



多くの石碑が。



『六十六部供養塔』。
六十六部は、一国一カ所の霊場に法華経を納めていく山伏と良く似た宗教者を指すのだと。



鈴ヶ森交差点。
上部を走るのが首都高速1号羽田線の鈴ヶ森出口。



暫く進むと左手には『しながわ水族館』が。



地上一階地下二階建て。一階の「海面フロア」では東京湾の魚や生物などを展示、
スタジアムではイルカ・アシカのショーが開催される。地下の「海底フロア」では
巨大なトンネル水槽を通ることができるのだと。
また、水族館の外部にはレストラン「ドルフィン」とマリンショップ「シーガル」がある。
199110月に開館。5年ごとに記念リニューアルを行い、19968月にはペンギンランド、
2001年にサメ展示水槽、2006年にはアザラシ館を新設していると。



『日本橋から12km』



大森海岸駅前陸橋を渡り右手に歩を進める。



『磐井神社』に立ち寄る。



磐井神社は、東京都大田区大森北にある神社である。社格は旧郷社。
「武蔵国八幡総社」とされる。なお、この神社には「東海七福神」のうちの弁財天が祀られている。



この神社の創建年代等については不詳であるが、敏達天皇の代に創建されたと伝えられる。
『日本三代実録』によれば貞観元年(859年)に「武蔵国従五位磐井神社官社に列す」とあり、
武蔵国の八幡宮の総社(総社八幡宮)に定めたといわれ、平安時代には『延喜式』にも
記載されている。江戸時代には、将軍家の帰依を得、「鈴ヶ森八幡(宮)」とも称された。
なお、鈴ヶ森という地名はこの神社に伝わる「鈴石」(鈴のような音色のする石)に
よるものとされると。



鳥居と拝殿。



拝殿。
御祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后・姫大神・大己貴命。
昭和九年(1934)、郷社に昇格。
昭和二十年(1945)、東京大空襲によって社殿が焼失。
昭和二十九年(1954)、再建された。



『磐井神社』と書かれた扁額。
「武蔵國八幡總社」の文字も記されていた。



磐井神社の狛犬は大変な子沢山である、写真左の狛犬は「子取り阿像」と思うが
三匹の子供を背中と足下に連れていた。



右の「子取りの阿像」も獅子型の狛犬で同じく三匹の子供を連れていた。
寄進は明治14年(1881)、石工は高橋安五郎と言われているのだと。
磐井神社の狛犬は子沢山なことで知られ、この狛犬一家にあやかって安産祈願などに
訪れる参拝客の方もいるとか。



『磐井神社狛犬(こまちゃん)』案内板。
いつの間にやらマスコットキャラクターなった「こまちゃん」。
 


境内の左手に笠島弁天社が鎮座。



池では亀がのんびりと日向ぼっこか?



境内には立派な銀杏の木が。
『江戸名所図会』にも同じ位置に御神木が描かれているとのことだが、
それがこうして成長したものであろうか



正史や延喜式に記されているように、古代より「磐井神社」と呼ばれていた神社。
磐井の由来となったのは「磐井の井戸」と呼ばれた井戸。
現在も神社の前、第一京浜沿いに置かれている井戸がそれになると。




御朱印を頂きました。



更に第1京浜に別れて旧東海道を進む。



『旧東海道 三原通り』



美原通りを進む。
太平洋戦争前の美原通りは、方々から人の集まる盛り場であったと。 
大森日活(映画館・旧豊年館)、大森劇場(芝居小屋)、福寿亭(寄席)などがあり、 
夜店も立ち並び活気にあふれていたと。 
美原は往時、魚市場通りと呼ばれ、大森の海で獲れた魚を商う店があり、評判であったと。



『美原不動尊』。
真言宗の小さな寺。左右と背後をビルに囲まれた狭い区画に今なお残っている、といった感じの寺。
境内には生長地蔵が安置されている。本尊は、不動明王。 



境内の神社。



『旧東海道(美原通り)』案内板。
程なく旧街道は内川という川を渡るが、その左手に美原通りについての解説版が立っていた。
文面にもあるように、土地の字名(南原・中原・北原)から三原と名乗っていたのを
美原と変えたようである。



『平和の森公園』が描かれたタイル絵が路面に。



この絵は「大森 和中散」で、滋賀県石部宿・草津宿の中間にあった「和中散本舗」の出店が、
当時、大森から蒲田にかけて三軒あったのだと。
「和中散」とはめまいや風邪などに効能があるとされるという粉薬であると。



麦わら細工もも有名だったのだと。
1783年(天明3年)大森の麦わら細工職人は、第10代徳川家冶将軍の前で麦わら細工の製作を
御覧に入れたと。
その後麦わら細工は、東海道土産として盛んに作られ、旅人の土産として大変好評。
最盛期は明治時代から昭和時代の前期の頃であったが、しかし、大森では戦後作る人が
全く姿を消してしまったのだと。



 旧東海道沿いの「川良(かわりょう)海苔店」。



販売されていた各種海苔。



海苔干しの姿も。



川良海苔店の屋外シャッターには歌川広重の浮世絵が描かれているのだと。
大黒屋やその他の店舗のシャッターにも旧東海道に関連する絵が描かれいるのも
見どころのひとつ。



大黒屋の近くにあったシャッター。




                               ・・・​その4​・・・に戻る

                  ・・・​つづく​・・・





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Last updated  2020.04.26 15:01:48
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