「行列48時間」 【NHK】
一昨日と昨日の二日でまとめて再放送したのを見た。 こんなドラマがあったことを知らなかった。 コメディであり群衆劇であり、盛りだくさんの内容。 何に似ているかと言えば、映画の「THE有頂天ホテル」に似ている。 ただし、48時間をリアルタイムで、という訳ではない。 リアリティを一切排除して偶然に偶然を積み重ね、常に山場の連続で結末まで持って行った。 國村隼が小市民の見本で安定しており、時代劇でばかり見てきた金田明夫も不安がない。 渡辺いっけいは力演なのだが、演出のせいなのかちょっと浮いて見えた。ここまで個性的な役者ではなく、もっと地味な人を起用した方がよかったのでは。むしろ、駒子(かたせ梨乃)を脅迫しようとする役の方や警備員の役の方が存在感が際立ったのでは。 一番驚いたのは、久しぶりに見た森下愛子がすっかりおばさんになっていたこと。 わたしはこの人がデビューしてまもなく出演した「サード」を見ている。 あれから30年か。 年をとると、ドラマの中身より、出演者の方が気になっちゃうんだな。 楽天ブログランキング←クリックしてください 楽天会員以外の方のコメントは「輾転反側掲示板」へ