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テーマ:DVD映画鑑賞(13600)
カテゴリ:映画DVD
不思議な事件が続発する宇宙ステーションを訪れた心理学者・ケルヴィンが見たものは…。
ポーランドのSF作家、スタニスワフ・レムの小説『ソラリスの陽のもとに』(早川書房刊)の映画化であり、 アンドレイ・タルコフスキーの監督による、1972年の旧ソ連製映画『惑星ソラリス』(1977年日本公開)の再映画化。 ジョージ・クルーニー主演&ジェームズ・キャメロン製作!”人類は、まだその領域には足を踏み... 私も公開当時、背伸びをして『惑星ソラリス』を岩波ホールで観て…寝ました。 SFという名からは到底考えつかない、静かで地味ーな展開。 けれども、その包み込むような優しさに感動しました。珍しく原作も読んだくらいです。 延々と映される首都高速。 ナンバープレートや軽トラックの文字が気になる(という記憶があります)。 女優さんの美しさ、悲しさ、懐かしさ…。 細かいことは覚えてません。 無駄に長い情景描写は、睡魔をわざと誘って 半分幻想の中で観客をソラリスの海に誘うかのような演出とも取れました。 その後DVDを買おうかと思いましたが、そのあまりの評判の悪さ買うこともなく、レンタルも無く(先日楽天レンタルに発見)、未だに再見していません。 楽天レンタルで「ソラリス 特別編」を借りよう 前置きがえらく長くなりましたが、今回、そのリメイクをTVK地上波で観賞。 確かにストレートに映像化。 原作ともソ連映画とも、少し違う世界を構築しています。 宇宙船やステーションの概観・内装は、実にリアルで、青く冷たく、 主人公の回想・夢は、暖色系で実に暖かく、 はっきりと色彩が対比するように設計されています。 そして、ソラリスの海(海に見えないが!)の光も美しい。 それ以上に、妻のレイアを演じたナターシャ・マケルホーンが実に美しく、性格の激しい女性をうまく演じています。 その目鼻立ちがはっきりしる顔は、「トゥルーマンショー」「RONIN」でも印象的でした。 全編は静かに進行し、エンディングは救いと癒しにたどり着きます。 今回のリメイクの意義は…アメリカの一般の観客は、外国映画はほとんど観ないそうです。 その観客にクリエイターとしては原作(または映画「惑星ソラリス」)の感動を、見やすく作り直して伝えたい、アイディアもないし丁度いい…といったところでしょうか。 クルーの一人が、この謎に立ち向かったり、意外な事実があったりというところも、今回のアメリカ映画らしい新趣向かもしれません。 (前述の通り、ソ連版も小説もほとんど忘れていますが。) もうちょっと、「ソラリスの海」に浸かったような感じがあったほうが良かったかも。 販売DVD: ソラリス 特別編 / ジョージ・クルーニー 監督:スティーヴン・ソダーバーグ 出演:ジョージ・クルーニー、ナターシャ・マケルホーン、ジェレミー・デイヴィス、ウルリッヒ・トゥクール 制作:ジェームズ・キャメロン 脚本:スティーヴン・ソダーバーグ 収録時間:99分 監督:スティーヴン・ソダーバーグ 出演者:ジョージ・クルーニー、 ナターシャ・マケルホーン、 ジェレミー・デイヴィス、 ウルリッヒ・トゥクール 収録時間:99分 レンタル開始日:2003-12-05 Story SF映画の金字塔『惑星ソラリス』を、『オーシャンズ11』のスティーヴン・ソダーバーグ、『タイタニック』のジェームズ・キャメロンのコンビが再映画化。不思議な事件が続発する宇宙ステーションを訪れた心理学者・ケルヴィンがその不可解な謎に挑む。 (詳細はこちら) 1972年制作 旧ソ連版(1977年日本公開): 楽天レンタルで「惑星ソラリス」を借りよう ↑こっちのソ連版は、TSUTAYAdiscus,DMM,ぽすれん でレンタルしてないんです! 原作本「ソラリスの陽のもとに」: 「惑星ソラリス」公開時の表紙。 当時、買って読みました。 【中古】ライトノベル(文庫) ソラリスの陽のもとに / スタニスワフ・レム/訳:飯田規和【10P1... 今は新映画版のデザインに変わっちゃってます…けど楽天ブックスに画像がない! ソラリスの陽のもとに ☆ 人気ブログランキングへ ☆↑ランキングに参加してます。↑もし少しでも気に入っていただけましたら、1クリック投票いただけると嬉しいです。m(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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