公開映画レビュー『世界の終わりから』
「こんな世界なくなればいい。」
この映画が出した答えとは…。
主演の伊東蒼がいい。
2023.4.22.シネスイッチ銀座
高校生のハナは、ある日突然、政府の特別機関を名乗る男から、見た夢を教えてほしいと頼まれる。
そして、その夜奇妙な夢を見るのだったが。。。
まずは、このタイトル、内容で、この女子高生のアップのポスターが気になり、なるべく情報を入れないで鑑賞。
世界滅亡を未然に防げるかは、ただ自身の決定による…
同じ時期の「ノック 終末の訪問者」ともかぶる内容だが面白い。
映画というより深夜ドラマのテイストだが。
こんなご時世、コピーの「こんな世界なくなればいい。」と思う者も少なくないのではないか。
そう思える時代、世界に、この映画が出した答えは…。
突然、SF的な決着に展開することについて、少し残念でもあり、面白くもあり。
主人公が抱いた世界への絶望は、トリッキーな逃げのようなことではなく、彼女自身が正面から向き合って解決してほしかった。
その主演の伊東蒼がいい。
子役の増田光桜も強く印象に残る。
なんと、原作・監督・脚本が「CASSHERN」の紀里谷和明だった。
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2023.4.22.シネスイッチ銀座
