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テーマ:特撮について喋ろう♪(4506)
カテゴリ:ゴジラ・東宝特撮映画
公開映画レビュー『ゴジラ-1.0』
極々普通の中小規模映画 まるで配信かスピンオフか 本丸の大作という雰囲気が一切しない 反戦でも、反原水爆でもない 戦後の生活の苦しさは一切伝わらない 伊福部音楽の流用が雑、リスペクトなし 2023.11.3.グランドシネマサンシャイン池袋 待ってたこの日が来ました。 本日初日。 しかし悪い予感は的中。 まず、スケールが小さい。破壊が銀座シーンのみ、しかも短い。 登場人物、出演者が少ないせいもある。 第一作のような、大勢の被害者が避難所にあふれているようなシーンは一切なし。 東宝で、いや、日本で今、恐らく最も予算が取れる本作のような企画でも、この程度の規模しか作れないのか。 また、「ゴジラ」以前に、映画として、戦後の悲惨さ、苦しさは全く伝わらない。 戦後って、結構楽勝だったのか? 悲惨さ理不尽さが一切伝わってこない。 人々の衣装も顔も凄くキレイ。 飢えている人もいないよう。 さらに、原水爆批判、反戦一切無し! 新型爆弾が広島、長崎に落とされた直後の日本なのに、一切触れていない。 これはつらい。 さらに、伊福部音楽の流用にリスペクトがない。 せっかくの設定ゼロからの新作なのだから、伊福部ゴジラではないと思ってたら、まさか。 ゴジラ出現から銀座破壊において、いきなり流れる「ゴジラの恐怖」。 しかし、それにモスラの「マハラ・モスラ」のメロディが続いている。(「マハラ~マハラモスラ~」) 何でモスラ? 「モスラ対ゴジラ」のメインタイトルをそのまま流用したから? また、人間側の作戦時に「ゴジラのテーマ」(有名なドシラ・ドシラ…)が流れるのはいいが、それに続いて今度は「キングコング対ゴジラ」のメインタイトル(ファロ島の原住民の歌のメロディ)になってる。 (「アーシーアナロイ アセケーサモアイ」) なんで、キングコング??? 「SF交響ファンタジー」からそのまま引用したから? いか、パンフを読んだら、新録音だという。 伊福部先生がご存命なら絶対怒る。 あと、これは蛇足ですが、さらに個人的には、子役の演出がヘタ過ぎる。 神木君が子供にセリフを誘導してる。 結果、東宝に近い監督が、やっぱり普通の監督が作るとこうなるのか。 「三丁目の夕日のゴジラ」。 東宝の「外部」の監督、庵野監督が身を削った渾身の作品だとわかる「シン・ゴジラ」が、如何に奇跡的な作品だったかを思い知った気がする。 それ以上に第一作が、ありえない奇蹟だったのかと。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.11.04 08:22:11
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