公開映画レビュー『ソウルフル・ワールド』
地味だけど、もの静かで、ちょっと温かくて、感動的な作品
2024.4.14.グランドシネマサンシャイン池袋
ネタバレ注意
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ディズニー配信作品の劇場公開、第3弾。
ニューヨークでジャズ・ミュージシャン志望の音楽教師ジョーは、夢が叶う直前、不思議な世界に迷い込む。
そこは、魂たちが地上に生まれる前、どんな性格になるかを決める世界だった。
ジョーは、“人間に生まれたくない”と何百年も留まっているソウル“22番”と出会う。
生まれ出るためには、「人生のきらめき」が必要なのだという。
地上に戻りたいジョーは22番とともに、ソウルの世界で奇跡の大冒険をはじめる。
さすが、「カールじいさんの空飛ぶ家」「インサイド・ヘッド」(監督・脚本・原案)、「モンスターズ・インク」(監督・原案)のピート・ドクターが監督・脚本・原案だけある。
主人公がジャズ・ミュージシャン志望の成人男性で、物語も抽象的で難しそうな、地味な印象の作品なのに、なかなか面白かった!
尊敬するジャズ・ミュージシャンとの共演がついに実現し、
スペシャルなライブ演奏ができて、長年の夢がかなったそのとき。
「人生のきらめき」が得られたはずなのに、想像とは違っていた。
生きることに特別な意味が必要なのか。
今、ここにいることの奇跡。
これまで何でもなかったことが素晴らしく思える瞬間。
もの静かで、ちょっと温かくて、感動的な作品でした。
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