|
テーマ:最近観た映画。(39553)
カテゴリ:公開映画レビュー
公開映画レビュー『マンティコア 怪物』
2022年スペイン・エストニア 誰もが心に秘める怪物の正体 シリアスな心理ホラーだった 自分が同じ立場だったら‥誰に起きても不思議ではない恐怖 2024.4.21.シネクイント 鑑賞前はなるべく情報を入れない主義なので、本作はてっきりホラーだと思っていたら、想定外にシリアスな問題作で驚きました。 誰もが心に秘める怪物。 終盤、女性の家を出てから、この先どこまでやってしまうのかと、急にドキドキしながら観ていました。 少年の描いた「マンティコア(神話の怪物、マンイーター)」の絵に自分の名前があるのを見る衝撃。 本当にどこまで具体的に表現するのか。 どこで急に暗転して、エンドクレジッきトが流れても不思議ではないと思いながら、観続けると、意外なラスト。 最悪なエンディングかと思いきや、最後の最後で、この時はじめて心の安らぎが得られたのではないか。 ある意味ハッピー・エンドだったのだ。 ・・・と感じたのですが、鑑賞後、あるサイトのレビューを読んで、この作品のカルロス・ベルムト監督が3人の女性から性暴力の告発を受けて、そのことがきっかけで「スペイン文化省」に相談窓口が設置されたと知り、複雑な心境。 このことは検索しても、数件しか出てこない。 映画公開時の宣伝でもパンフレットでも、そのことに一切触れられていないのが、非常に気にあります。 (有罪判決が下りたわけではないからか。) ゲームキャラのCG作成風景とか、主人公御用達の日本料理店KITSUNEとか、劇中で言ってた伊藤潤二の新作が何だったのかとかなど、有名な監督の日本オタクネタとか、ラストの夜観ると言っていたホラーが何なのかとか、どうでもよくなった。 鑑賞後パンフレットを読んで、少年に女が似ていたから惹かれたとか、女は介護依存という一種の性嗜好だったとか(そこまでだったか)も、気付きませんでした。 鈍くてごめんなさい。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.25 00:00:17
コメント(0) | コメントを書く
[公開映画レビュー] カテゴリの最新記事
|
|