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カテゴリ:鹿児島在住時代
鹿屋市は近くて遠い。九州新幹線沿線が短時間で結ばれる反面、在来線沿線や鉄道も無い地域へ行くのはやたらと時間がかかるのが鹿児島県の現状なのである。だから、鹿児島市中心部(天文館)から鹿屋市へ行くとなると、バスで鴨池港まで行ってフェリーに乗換えて錦江湾を横断して垂水港まで行き、其処から更に路線バスに乗り換えて鹿屋へ行くと云う行程になる。全行程ざっと二時間、鹿屋は博多より遠い街になった。 フェリーが鴨池港を出港すると、甲板から県庁などの建物がよく見えた。船からは、もちろんのこと桜島も見える。沖合に出ると奄美まで行くA-LINEのフェリーとすれ違ったり、船のすぐ横を泳ぐイルカの群れも見ることが出来た。水鳥が集まっているところは、きっと魚が群れているのだろう。 垂水からバスに乗っていよいよ鹿屋市内へ入る。鹿屋体育大学を過ぎて暫くして見えて来るのは海上自衛隊鹿屋航空基地。陸の孤島のような場所に海軍航空基地とは、神奈川県の厚木基地によく似ている。基地の入口に旧海軍時代の飛行艇(二式飛行艇)が保存されていた。間近に見るとめちゃくちゃ大きい!実際に大東亜戦争で活躍した本物で、米国に接収された実物が返還されて、こうして保存されているのである。 鹿屋航空基地資料館は、旧海軍時代を経て海上自衛隊で使用され続けている鹿屋基地の、長い長い歴史を網羅している。なので、収蔵されている資料は膨大なものだ。大東亜戦争当時の、海軍特別攻撃隊に関する資料も多く展示されているが、特攻隊関連の展示コーナーは、英霊への敬意から撮影禁止。なので、それ以外の資料だけ写しています。(→詳しい写真はこちら) 資料館のとなりにある観光物産総合センターでは、映画「永遠の0」の撮影で使われた零戦コックピットのセットが展示されてある。こんなしょぼいセットでも、映像技術で本物のように見えるのであろう。セットは売店の真ん中に展示されている。売店の横は食堂で、其処で供されている海自カレーを食べるのは「当たり前田のクラッカー」なのであります。 スケルトンの鳥居が目を引く神社 此の通り、何とも爽やかなスケルトンの鳥居が建てられています。接合部は金属で、何ともメタリックで近未来な鳥居であります。参拝前に天気は必ず確認するべきであろう。青空のキラキラと輝くビジュアル感からパワーをもらう気になるようなものだ。 さっきから鳥居の足元や燈篭に何か白い物が散らばっていると思ったら、全て「狐さん」である。確かに境内の売店でも売っていて、買った人は気に入った所にお供えするようである。何でもいいが、燈篭の上に置かれている「狐さん」は、台風でもあったらみんな地面に落っこちそうな気がする。(→神社の詳しい写真はこちらでも) 参拝を終えて、次は旧鹿屋驛の鉄道史跡などを巡るとしよう。お話の続きはまた今度の機会に。 ↑のサイトはこちらから・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.04.16 04:00:07
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