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カテゴリ:2006年鑑賞映画
やっと君に帰る。 上映時間 128 分 製作国 イギリス 公開情報 ギャガ・コミュニケーションズ 初公開年月 2006/05/13 ジャンル サスペンス/ドラマ 解説 冒険小説の巨匠 ジョン・ル・カレの同名ベストセラーを、「シティ・オブ・ゴッド」の フェルナンド・メイレレス監督で映画化した感動のミステリー・サスペンス。 アフリカの地を舞台に、政治に無関心なガーデニング好きの英国外交官が、 慈善活動に熱心だった妻の死をきっかけに、初めて彼女の活動に目を向け、 やがては危険を顧みず陰謀渦巻く事件の真相に迫っていくさまをスリリングに描く。 主演は「イングリッシュ・ペイシェント」のレイフ・ファインズ。 また、共演のレイチェル・ワイズは本作の演技でアカデミー助演女優賞を獲得した。 ケニアのナイロビ。ガーデニングが趣味の英国外務省一等書記官ジャスティン。 事なかれ主義の彼は、アフリカで精力的に救援活動を続ける妻テッサの行動には 深く立ち入らず、見ない振りを通していた。ところがそんなある日、 テッサは救援活動中に何者かに殺されてしまう。警察はよくある殺人事件の 一つとして処理しようとしていた。 しかし、事件に不審なものを感じたジャスティンは、意を決して自ら調査に 乗り出す。やがて、事件には国際的陰謀が絡んでいたことを知る ジャスティンだが、そんな彼にも身の危険が迫っていた…。 感想 () ネタバレになってます。 先日のレディスデイに先に観たアンジェラも良かったんですが、 その次に観たこの映画は、さらに良かったです。 結構期待が大きかったので、あれっ?となるかと思っていたのですが、 期待通りにいい作品でした。 私はサスペンス映画が大好きなのですが、これは思ったよりサスペンスと 言う感じではなかったのですが、人間ドラマとして、社会派ドラマとして 素晴らしかったと思います。 主役のレイフファインズは、イングリッシュペイシェントやレッドドラゴン で知っていましたが、あまりハンサムと思っていなかったのですが この映画の彼を見て、こんなにいい男だったんだ~~って あらためて知りました(笑) レイチェルワイズも、ハムナプトラやコンスタンティンで知っていましたが この映画で初めて美しい人なんだって感じました。 アカデミーの助演は納得でした 私としては、まずドキュメンタリー タッチの映像やカメラのアングルなど映像に迫力があって視覚的に好きです。 映像だけで胸に迫ってくるものがあります。ストーリー的には、 妻テッサを愛しながらも妻の行動にあまり立ち入らなかった夫ジャスティンが、 妻の突然の死によって、彼女の足跡をたどることになり、妻の思いをわかって いくうちに、妻と同じ言葉を発している自分がいて、そこで初めて妻の考え(思い) を本当に理解するわけですが・・・ 本当は一番自分の話を聞いて欲しい夫に、夫を愛しているがゆえに危ない事に 巻き込みたくないからと何も話せなかった彼女の深い愛と、妻が亡くなってから、 妻の自分への大きな愛を感じながら、なぜ自分に話してくれなかったのかと 苦悩するジャスティン・・・ この二人の気持ちを思うと切なくてたまりませんでした また、ラストは、そこへ行けば死ぬとわかっていても、テッサが自分の帰る家 だからと最後に妻が殺された場所へ向かうジャスティンを見て、二人の愛の大きさ 深さに涙がとまりませんでした 私は今までこんなに人を愛したことがあっただろうか・・・ ふっとガラにもなくそんなことを考えてしまいました またこの夫婦愛とは、別にこの映画のもう一つの軸であるアフリカでの 新薬実験・・・・先進国が自分たちの利益のためにこんなひどいことを している・・・もちろん、これは映画なのですが・・・ 平和で安全な(と言っても最近は、そうでもないかもしれませんが) 日本にいるとあまり考えないことをいろいろと考えさせられました。 これは、是非、原作を読まなければと思いましたし、この監督の作品 『シティオブゴッド』(タイトルも評判も知っていたのですが) も必ず観ようと思いました 脱出する飛行機に 援助する人間以外は乗れないと飛行士に言われ 妻が生きている時言ったのと同じことを言うジャスティン・・・ 言い争っている二人を見て飛行機から飛び降りる現地の小さな子供・・・ このシーンに涙ボロボロでした。 そして、ラスト妻が殺された場所に座り、彼女の自分への真実の 愛を知り、彼女を思うジャスティン、そのジャスティンに迫る死 そして流れてくる音楽・・・ 「きみの秘密がわかったよ。 きみのことが理解できた。家に帰るよ、君のもとへ」 これでもう、嗚咽って感じでした 私にとってはかなり心に響く作品となりました ナイロビの蜂公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.06.02 22:10:59
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