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テーマ:おすすめ映画(4038)
カテゴリ:ジョニーデップ
![]() ↑原題 「何がギルバートグレイプをいらだたせているか」 あなたに会えてよかった。 上映時間 117 分 製作国 アメリカ 公開情報 東北新社=アスミック提供/シネセゾン 初公開年月 1994/08 ジャンル 青春 解説 「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」のスウェーデンの監督、ハルストレムの ハリウッド進出二作目で、日本でも成功を収めた黄昏色の青春映画。 どこか「ラスト・ショー」を思わせる、アメリカ中西部の田舎町。 そこのくすぶった生活を描き、観る者にその町を訪れた気分にさせる。 警鐘塔に登るのがクセの知的障害を持つ少年、家から出られないほど肥えた女、 大スーパーマーケットの前でひっそりと商いをするよろず屋、突如出現した ハンバーガーチェーン店……、など、象徴的な要素をうまく使って表現している。 しがないよろず屋の店員J・デップは、トレーラー・ハウスで祖母と旅を続ける 少女(J・ルイス)の出現によって、袋小路のような自己の生活を見つめ直して いく。デップをはじめ、演者みんなが素晴らしく、特に弟役のL・ディカプリオは 傑出した名演を見せる。 感想 ( ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ジョニー作品の中で私のベスト5に入る大切な作品の『ギルバートグレイプ』 ジョニーのお誕生日の後、今日、久しぶりにDVDを見ました。 前見た時も感動しましたが、またまた感動させてもらいました。 今回は、前々から購入していたにもかかわらず中々読めなかった 原作を読んでから観ました。 家族への愛と責任感ゆえに 自分の感情を殺して日々を送るギルバート。 知的傷害をもつ6歳下の弟をこよなく愛している。 変わらない毎日・・・ある日、美しい少女ベッキーに出会う。 彼の日常に少しづつ変化が・・・ ![]() アーニーに、触るな。誰も触らせないぞ。 ![]() それほど愛しているアーニーの 18歳の誕生日前日に、お風呂を嫌がるアーニーを本気でなぐってしまい、 いたたまれなくなって家を飛び出すが・・ 翌日アーニーの誕生日、アーニーと仲直りしたいギルバート・・・ ギルバートを見つけたアーニーは急いで木に登る・・・ 『アーニーは?』わざと知らないふりして、アーニーを探す・・・ アーニーが嬉しそうに木の上で笑う・・・ ![]() そして、ピョンと降りてきて、ギルバートを驚かそうとする・・・ アーニーを抱きしめるギルバート・・・そしてじゃれあう二人。 実は、私はこの映画を観るまで、レオが苦手で(^_^;) ところが、この演技を観て、驚きました。容姿だけでちやほや されているんんじゃないと・・・ この映画では、アーニーは家族みんなから愛される大切な存在そして 知的障害者、このバランスを絶妙に演じていたと思います。 そして、レオの演技とは逆にうちに思いを秘めた『静』の演技の ジョニーはその表情、特に目力はすごかったです。 この時期プライベートでもとてもつらかったようですが、プライベートで つらくて、演技でもつらい役で精神的に大変だったのではないかと思います。 シーンでは、エンストがなおってしまい、その音で 別れなければならないと、抱き締めあう二人・・・ で、なおったかと思ったエンジンがまた止まった時、 嬉しそうに抱きあうギルバートとベッキーのシーン がかわいい ![]() 誕生日パーティーで、ギルバートの姿を見つけ、木にのぼって いつものようにかくれんぼして、仲直りのきっかけを作る アーニー、アーニーを抱きしめるギルバート、抱き締められて 嬉しそうなアーニー・・・のシーンに涙ボロボロ ![]() いつもアーニーばかりかわいがってると思っていた母親が ギルバートに優しい言葉をかけるシーン 涙がポロポロ ![]() ラスト母の遺体と一緒に燃える ![]() それぞれの思いを焼きつくすかのように ![]() 1年後トレーラーでやってきたベッキーの車に 乗り込むギルバートとアーニー ![]() アーニー「ボクたちどこへ行くの?」 ギルバート「どこへでも」 感動的でさわやかなラストでした。 余談ですが 私もジョニーにこんなふうにしたい・・・されたい(爆) ![]() ![]() 原作 ピーターヘッジズ/高田恵子訳 二見書房 定価2000円(税込) 読みはじめは映画と同じだったのですが、(兄弟数はちがいますが) 大筋は同じですが、細かい部分ではかなり違いました。 (例えばベッキーの設定は全然ちがいますし・・・) 普通映画よりどうしても原作のほうが勝ってしまうのですが これは原作は原作でいいですし、映画は、原作者が脚本を 書いているので、根本は変わらず、映画的にストーリーが できているのでより感動できました。 またパンフも(ヤフオクで手にいれたのですが・笑) 今は亡き淀川さんのコメントあり、石川三千花さんの イラストあり、シナリオ採録ありとかなり読み応えありです。 『映画を作る時はいつも心のこもった映画を作りたいと 願っています。人生を映像に再現する場合、悲劇と喜劇を 混ぜ合わせなければいけません。なぜなら、人生は 悲しいものであると同時に少しこっけいなものであるから。 「ギルバートグレイプ」は心の旅の物語です。』 _____監督 ラッセハレストレム お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.06.12 00:25:57
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