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カテゴリ:2007年鑑賞映画
![]() 全世界に見つめられながら。 14歳で結婚、18歳で即位、豪華なヴェルサイユ宮殿に 暮らす孤独な王妃の物語 上映時間 123分 製作国 アメリカ 公開情報 劇場公開 (東宝東和=東北新社) 初公開年月 2007/01/20 ジャンル ドラマ/ロマンス/歴史劇 【解説】 「ヴァージン・スーサイズ」「ロスト・イン・トランスレーション」の ソフィア・コッポラ監督が、世界一有名な王妃マリー・アントワネットを 主人公に描く歴史ドラマ。わずか14歳でフランス王家に嫁ぎ、 以後24時間衆人環視の不自由な日常に晒されることになる一人の少女の 苦悩と孤独に焦点を当て、ヒロインの心の軌跡をコッポラ監督ならではの ガーリー・テイスト全開のおしゃれでポップなタッチで綴ってゆく。 フランス政府の協力の下、実際のヴェルサイユ宮殿での大規模な撮影が 実現したことでも話題に。主演は「スパイダーマン」シリーズの キルステン・ダンスト。 14歳のオーストリア皇女アントワーヌは、母マリア・テレジアの意向により フランス王太子のもとへと嫁ぐことに。フランスへ渡り、 王太子妃マリー・アントワネットとして、ヴェルサイユ宮殿での結婚生活に 胸をふくらませるマリーだったが、その実態は朝から晩まで大勢のとりまきに 監視され、悪意に満ちた陰口に傷つく日々だった。 さらに、15歳の夫ルイはまるで彼女に興味を示さず、 世継ぎを求める声がプレッシャーとなってマリーにのしかかる。 そんな孤独や不安を紛らわそうと、おしゃれや遊びに夢中になり 贅沢三昧を繰り返すマリーだったが…。 【感想】 ( ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 早々と前売り券を購入していたにもかかわらず、2度とも席がとれず <ポップコーン事件はあったし ![]() 今回3度目の正直で、や~~とこの映画を観ることが できました。やれやれ ![]() 実は私はマリーアントワネットには思いいれが強く、 それはなぜかと言うと、小学校高学年かな・・・ 『悲しみの王妃』と言う本を読みまして、 このタイトルからもわかるように、それは マリーアントワネットよりに書かれたものでした。 フランス王妃になったとは言え、14歳で結婚させられ 異国の地へ行かされ、18歳と言う若さでフランス王妃 となり、最後は処刑され・・・子供心に、かわいそうな 人だなあとその本を読んで思いました。 それから、その後、ベルばらブームが起こり、またまた マリーアントワネットの出会い(笑)、私の中で マリーアントワネットと言う人物はある意味特別な 人となっていきました。 今回のこの作品は、マリーアントワネットに焦点をあて、 彼女の心情がよく表されていると思います。 14歳と言えば、日本で言えば中学2年生くらいで、 政略結婚のために異国の地に行かされて (オーストリアの運命を背負い)、頼りにしていた夫の ルイ16世はまだ子供で頼りにならず・・・ 同盟を安定させたい母親マリアテレジアからも義理の父親(ルイ15世) からも早く世継ぎをとせっつかれ、まわりからは子供ができないのは まるで自分が悪いような言われ方をされ、、誹謗、中傷が渦巻く中 誰にも頼れず・・・ そんな彼女ですから、買い物やギャブルなどでストレスを発散するほか なかったのかもしれません。。。と同情しました。 私たちがスクリーンで見ている時に、民衆の苦しい状況(のシーン)が 出てこないのですが、それと同じでマリーアントワネットも 民衆の状況はわからなかったのかもしれないと思いました。 ラスト、民衆が宮殿に押しかけて、彼女は初めてことの重大さを 知ったのかもしれません・・・ 彼女がバルコニーで頭を下げるシーンになぜか涙してしまいました ![]() って書いて行きますと、なんか暗い作品のようですが、 そうではありませんから(^^;) ![]() 本物のベルサイユ宮殿の美しさや綺麗な衣装、おいしそうなお菓子など 目の保養になる映像もたくさんありました。 ![]() 音楽に関しては、賛否両論あるようですが、私はロックの音楽は 好きですし、あのロックの音楽で、これはちょっとちがうマリーアントワネットだぞと最初から思わせているのではないかとも思いました。 ソフィア監督自身は、きっと歴史的な大作を作るつもりは毛頭なかった んでしょうね~~ 私はこういう映画嫌いではありませんが、作品としては、盛り上がりに ちょっとかけますし、時間も長く感じてしまいました。 もう少し短くてもいいんじゃあないかなあ・・・・ 余談ですが・・・ ルイ16世役はソフィーの甥っ子さんなんですね。 そう言えばどことなく似ているかも(笑) キルティンダンストは特に好きと言う女優さんではないのですが マリーをキュートに演じていてなかなか良かったです。 フェルゼン伯爵ってもっと出てくるかと思ったら意外と 出番少なかったんですね(^^;) ![]() <↑パンフレット¥600 ![]() 映画化について、ソフィアから話を受けた原作者の アントニアフレーザーは、マリー神話を打ち砕くソフィア独自の アプローチに驚くと同時に、感銘を受けた。 「ソフィアには彼女自身のしっかりとしたマリー・アントワネット像が ありました」と彼女は言う。 「弱冠14歳でオーストリアの運命を背負ったマリーは 王妃になるべくフランスへ身売りされ、奇妙な結婚を強いられ 子供を‘生産’することを義務付けられますが、ソフィアは マリーが、どうやってこの異常な状況に立ち向かったかを 共感を持って描いています。マリーの買い物三昧、 贅沢三昧、そして堕落ぶりは彼女に起こった様々な出来事への 反動だったと言う解釈がとても気にいりました」 <パンフレットより引用> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.02.18 12:46:08
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