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カテゴリ:2007年鑑賞映画
上映時間 144分 製作国 オランダ/ドイツ/イギリス/ベルギー 公開情報 劇場公開 (ハピネット) 初公開年月 2007/03/24 ジャンル ドラマ/サスペンス/戦争 映倫 PG-12 【解説】 家族をナチスに殺されたユダヤ人女性が、レジスタンスに加わり スパイとしてドイツ将校に接近するが…。 「トータル・リコール」や「スターシップ・トゥルーパーズ」の ポール・ヴァーホーヴェン監督が、母国オランダに戻り オランダ映画史上最高の制作費をかけて描く戦争ドラマ巨編。 過酷な運命に翻弄されるヒロインの愛と復讐の物語が、 エロスとバイオレンスもふんだんにスリリングに綴られていく。 主演は「ネコのミヌース」で注目を集めたカリス・ファン・ハウテン。 1944年9月、ナチス・ドイツ占領下のオランダ。 美しいユダヤ人女性歌手ラヘルは、ナチスから逃れるため一家で 南部へ向かう。しかし、ドイツ軍の執拗な追跡にあい、 ついには彼女を除く家族全員を殺されてしまう。 その後、レジスタンスに救われたラヘルは、ユダヤ人で あることを隠すため髪をブロンドに染め、名前をエリスと変えて 彼らの活動に参加する。 そしてナチス内部の情報を探るため、ナチス将校ムンツェに接近、 彼の愛人となることに成功するのだが…。 【感想】 ()<ちょっとオマケかな^^> 知っているのは、監督のポール・ヴァーホーヴェンだけで、 知っている俳優さんは誰も出ていないのですが、映画の内容などを 観て、私が好きそうな映画かもと思っていたところ、 映画好きのお友達もかなり面白かったと言っていましたので ポイントを利用して、土曜日に無料で鑑賞してきました! <ポール・ヴァーホーヴェン監督「ロボコップ」 「トータルリコール」「氷の微笑」など> 100名くらいのスクリーンで、午後の上映で、ほぼ客席は埋まっていました。 年配のかたが多く、特に男性が多かったように思います。 「この映画は事実に着想を得たフィクションです」と最初に クレジットが出るのですがフィクションと言うことで、 戦争ものと言うよりもかなり娯楽作品になっていたと 感じましたので、ある意味見観やすかったです。 ヒロイン、ラヘルのユダヤ人の悲劇なども感じるものの、 裏切り者は誰なのか?スパイは誰?と観ていってしまうので、 メッセージ性よりもサスペンス的な面白さを感じた映画でした。 あの人が犯人?いやあの人だ!やっぱりね~~と思ったら え~~この人だったの?二転、三転みたいな感じでした(笑) ヒロイン、ラヘル役のカリス・ファン・ハウンテンは、金髪にした時に 特に美しい人ですね。クールビューティってまさにこんな人! って思いました。脱ぎっぷりもいいですね~~ そこまでやる?する?って言うシーンもありました(笑) <ちょっとオーバーかな> やさしいドイツの将校、ムンツェ役のセバスチャン・コッホは 私が観たいと思っているのにいまだに観ることができていない 「善き人のためのソナタ」に出ているのですが、この人 ソフトで思いやりがあふれている感じがしてすごく素敵ですね。 女性はこういうタイプに弱いんじゃあないかな (私だけかしら?笑) それから、もう一人がレジスタンスのリーダー役の トム・ホフマン。影があってちょっと悪そう・・・ という感じがまたまた惹かれます(笑)存在感がある人でした。 ドイツ人、ユダヤ人、オランダ人が出てくるのですが その人物関係がよ~~く観ていないと わからなくなるかもしれません ラヘルとムンツェがここまで好きになる、愛しあってしまう ことになる描き方が少し弱いような気もしますが まあ、一目ぼれってこともありますし、ラブストーリーを あまり強くすると作品の勢いみたいなものもなくなってしまうし 時間もより長くなるので、これでいいのかな 戦争ものというよりサスペンスを観に行くという感じで 鑑賞されるといいと思います タイトルのブラック・ブックは映画を観ればわかります 以下ネタバレになります 冒頭のシーン、ラヘルの回想から始まるので、ラヘルが生き延びることが わかってしまうのはいいのですが、私としては、ムンツェも生きていて 一緒に暮らしているんじゃないかと彼が処刑されるまで思っていたので それが残念かなあ。まあ、個人的な希望なんですが(笑) ムンツェの処刑もなんかあっけなかったかなあ・・・ 物語をイスラエルの建国1948年から8年経った1956年の10月に 設定しているのは、第二次中東戦争(スエズ運河危機)がその年の 10月29日に勃発し、ラスト幸せそうに見えるラヘルのキブツシュタインの 生活もすぐに崩れ去る儚いものだと暗示する戦闘機が飛びかう ラストシーンにつなげるためのようです。 ラヘルが「苦しみはいつまで続くの?」と回想シーンで言うのですが その苦しみは過去だけのものではなく、現在、未来にも続くのかと 思うと哀しかったです <パンフレット¥600クリックで公式サイトへ> <黒の箱というかファイル?の中に、映画のシーンの写真が 12枚はいっていてその裏にストーリー、キャスト紹介などが 書かれています・ちょっとお洒落な感じです> 『ブラックブック』を撮りたいと思ったのは あの時代の真実がどうだったかを忠実にかつ あっといわせるような手法で描いてみたかったんだ。 白でもないし、かと言って黒でもない、グレーという 形でね。ヒーローでもないし、悪役でもない。 悪役のように振舞いながら実はヒーローと いうこともあるし、その逆もあるというように』 ーポール・ヴァーホーヴェンー オマケ パンフに載っていたのですが、この共演がきっかけとなって ラヘル(カリス)とムンツェ(セバスチャン)のお付き合いが 始まり今は恋人同士だと書いてありました。 お似合いのカップルだと思います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.10.04 14:17:13
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