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カテゴリ:2007年鑑賞映画
![]() CIA誕生にすべてを捧げた男の物語。 いくつ愛を亡くせばこの国を守れるのか。 上映時間 167分 製作国 アメリカ 公開情報 劇場公開(東宝東和) 初公開年月 2007/10/20 ジャンル ドラマ/サスペンス 【解説】 「ブロンクス物語/愛につつまれた街」以来13年ぶりに メガホンを執ったロバート・デ・ニーロ監督2作目となる人間ドラマ。 製作総指揮のフランシス・フォード・コッポラほか一流スタッフが結集、 仕事と家族の狭間で揺れる主人公の葛藤を軸にCIA誕生秘話を 壮大なスケールで描く。 主演は「ボーン・アイデンティティー」のマット・デイモン。 共演に「Mr.&Mrs. スミス」のアンジェリーナ・ジョリー。 【ストーリー】 第二次大戦間近のアメリカ。イエール大学に通うエドワードは、 FBIとの接触やサリヴァン将軍からスカウトされたことを機に、 国の諜報活動に従事していく。 また一方、耳の不自由な女性ローラと運命的な出会いを 果たすが、友人の妹クローバーを妊娠させたことから彼女と 結婚する人生を選ぶことに。 しかし、ほどなく戦略事務局(OSS)の一員として ロンドンへ発ち、クローバーとは疎遠状態になってしまう。 1946年、エドワードは久しぶりに家族のもとへ戻り、 息子と初めて対面、改めて幸せな家族を築くことを 誓うのだった。だが時は冷戦時代、OSSの流れを 汲んで創設されたCIAで働き始めたエドワードは 仕事に没頭し、家庭との溝がますます深まっていく。 やがて、成長した息子もCIAに。 そして61年、CIAを揺るがす大事件が発生する…。 【感想】 ( ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() <ご覧になる場合は反転して下さいね> 2時間47分と言うのは、トイレが近い(^^ゞ私に とっては長い ![]() 3時間以上になってしまう ![]() その上、観た方の感想も長いとか難しいとか ![]() それで、いったんは、DVDにしようかと思ったのですが 映画の好みや感想が似ているお友達のMちゃんが 「ひろちゃんなら、俳優の名前よく知っているから 大丈夫じゃないかな」と言ってくれたのと 映画の好みが似ていると勝手に思っている由香さんの 感想があまりにも良かったので、せっかくお休みの 水曜日と言うこともあって、観に行くことにしました ![]() で、感想はと言うと、行って良かったです ![]() 私は2時間47分と言う時間の長さを全然感じませんでした。 地味で淡々と進む中にも、何回か見せ場と言うか ドキドキしたり、ハラハラしたり、涙ぐんだり・・・と 言う所があって(私なりにですが)、観る前に、 ちょっと睡魔くるかも?との思いを裏切って 最後まで集中して観る事ができました。 と言うか、気を抜くとわからなくなりそうなので 必死で観ていたのかもしれませんが(笑) 確かにわかりにくい、わからない関係(人)も あることはあったのですが、思ったよりわかりにくい ものでもなく、豪華なキャストとマットの抑えた 演技のアンサンブルに惹き込まれて観ていました。 CIA→スパイスパイ→スピード、アクションものと 普通は連想しますが、この物語には スピード、アクションはなく、もちろん、007のような エンタメ性もなく、淡々と事実が語られて行く ような作りなのですが、サスペンス的なつくリで ジワジワときました。 誰も信じてはいけない、信じられない・・・ 今日味方だった仲間が明日は敵になる・・ いやいや、もしかすると味方のように見えたのが 虚像でもとも初めから敵だったのかもしれない・・・ そんな世界で生きて行くのはしんどくはないのだろうか・・・ ![]() 妻を置いて任地に赴き、生まれた息子の顔を 見たのは6年後・・・ ぎこちない夫と妻、不安げに見つめる息子・・・ 彼にとっては家族よりアメリカ国家のほうが 大切なのだろうかとさえ思えました。 それゆえ、 息子が成長して、CIAに入るのを 止めて欲しいと頼む妻と口ゲンカになり 「息子ができたから結婚したんだ」(妻にとってはヒドイ言葉ですが) と口ばしってしまうエドワードに 「息子は必ず守る」と言うエドワードの言葉に そして、息子が6歳の時おもらしをしてしまい その着替えさせている時、抱きつく息子を 抱きしめるエドワードの姿に息子のことは 愛しているんだと思えた時はちょっとホッとしました ![]() エドワードにとってやすらぎとか楽しいこととか あったのだろうか・・・ (大学生の時に、彼女の前で笑顔は見せたから その時は幸せだったこともあったのかな) そしてこれからの彼に安らぎはくるのだろうか・・・ また、父と同じ道を選んだ息子も父と同じような 人生を歩んで行くのだろうかと思うと 苦しく切なかった ![]() ![]() <子役の男の子と青年役の男の子はとても似ていて 違和感がなくてよかったです> アンジーは最初こそ、いつものように華やかで エドワードを誘惑するシーンもすごいですが(笑) 結婚してから、すべて秘密主義の夫に 愛が感じられない夫との生活に疲れて酒に溺れ 生気を失って行く妻を好演してました ![]() その他、ロバートデニーロ、マイケルガンボン、 ウィリアムハート、ジョンタトューロ アレックボールドウィンと豪華で、その他 ビッグフィッシュに出ていたビリークラダップ、 リーサルウエポンに出ていたジョーペシ 後、気がつかなかったのですが、パンフ見て知ったのが 普通の人々で助演男優賞を取り、最近ではジョニーの シークレットウィンドウズに出ていたティモシーハットン(マットの父親役)と 知って驚きました ![]() この映画はキャストも音楽も(もちろん、監督も・笑)いいのですが 脚本がいいとも思いました ![]() すぐ忘れてしまうので、どれとは書けないのですが(^_^;) いいセリフも(言葉も)たくさんありました。 ![]() 誰も信じてくれなくなる」と言う言葉に背く生き方に なってしまったエドワードの人生は そして30年経ってから開けた遺書に書かれていた 父の言葉とはあまりにもかけはなれてしまった 彼の人生は悲しくて切ないです ![]() ![]() 10月20日より公開中 ![]() <パンフレット¥600 ![]() ![]() ボーンアイデンティティの時も「骨のアイデンティティ?」と思った おバカな私 ![]() ってなに?と思っていました ![]() タイトルの『グッドシェパード』は、「わたしは、良き羊飼いである。良き羊飼いは羊のために命を捨てる」 という新約聖書のキリストの言葉の引用。 <↑パンフレットより> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.10.24 23:35:42
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