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blancaの自由心~感じたままに~

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2005.07.06
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カテゴリ:チョ・スンウ
珍しく前売りを買って、楽しみにしていた映画です。
チョ・スンウくんの映画なので、とっても期待して出かけました。

自閉症の息子と母がマラソンに挑戦する話。その程度の事前情報しかもっていなかったのと、チョ・スンウが自閉症の青年を見事に演じ、話題になっていたので
障害者の映画(「レイン・マン」や「アイ・アム・サム」など)を
想像していました。

それらのものとは全然違う作品でした。

どちらかというと、私は、キム・ミスクさん演じる母の気持ちでみていました。
障害児か健常児かに関係なく、すべての母が大なり小なり感じているだろう
母としての孤独・葛藤にとても胸を締め付けられました。

子どものためにと一生懸命になっていること、それがエゴなのかどうか
母親にも、子どもにもわかりません。
けれど、動物園で母が放してしまった手を、マラソン大会でチョウォンが自分から放していくところに、その答えがあるんだなあと感じました。

自閉症児をはじめ、さまざまな障害児とのかかわりが多い私にとって
チョウォンのちょっとおかしな行動を笑うことはできなかったけど
劇場では、結構笑いも多かったです。
決して、馬鹿にするような笑いではなく、かわいらしさを笑う、とても暖かい笑いでした。
特別な事件もなく、予想通りのラストなんですけど
本当に、どうしてあんなに涙が出てきたのでしょう。
特に地下鉄のシーン以降は泣きどおしでした。

監督の愛情の深さを感じます。
そして、チョ・スンウ、キム・ミスク両氏の素晴らしさが
際立っていました。

コーチ役のイ・ギヨンさんも「黒水仙」や「ガラスの靴」で見た渋い感じじゃなく
とても人間的でよかったなあ。

弟役のぺク・ソンヒョン(「天国の階段」のサンウの子役)も、出番は少なかったものの、すごくいい演技をしていました。


封切後初のレディースデーだったのに、それほど人が入っていなかったのが残念です。
イケメンのアイドル系俳優が出ていないからですか?
ラブストーリーじゃないから?
韓国映画とかそういうことに関係なく、こういう映画がもっと多く観られるべきだと思います。
CGを使い、感覚刺激の多い映画が人を集めるけれど
感性に働きかける映画、見ていきたいと思います。


一緒に行った友人は、最後のスンウくんの笑顔に参ってしまったそうです。
あの笑顔は、チョウォンのスマイルではなくて、チョ・スンウのスマイルでしたね。
パンフレットの表紙のスマイルが、チョウォンのスマイルだと思います。

彼女には「ラブ・ストーリー」を強く勧めておきました。(笑)


ところで、韓国の映画やドラマを見ていると
やたらとチョコパイが登場する気がするんですが
とってもポピュラーなお菓子なんでしょうかねえ。





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Last updated  2005.07.07 00:49:46
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