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blancaの自由心~感じたままに~

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2005.08.03
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カテゴリ:韓ドラ・韓国映画
kirusotomu

監督:イム・グォンテク
出演:キム・ジミ、シン・ソンイル、ハン・ジイル
1985年 韓国


朝鮮戦争から30余年、離散家族の肉親探しの番組がKBSで放送され、
それを見て涙する子どもたちの場面から始まります。

ドキュメンタリーの香りのする、静かで、強い作品でした。
さすが、民族のハンを描くイム・グォンテク監督という感じでした。

南北分断はとても悲しい出来事で、それに絡んだ映画もたくさんみて、
なんとなくわかったような気になっていたものの、ほんの表層を垣間見ただけのことなんだろうなと思います。

たぶん、冒頭の子どもたちと、私は同じレベル。
当事者にとっての重い現実は、はかりしれません。


主人公は、日本から引き上げ、今は北になっているキルソドムで育ちました。10代で息子を産み、朝鮮戦争で恋人と、その息子と引き裂かれた過去があります。
今は上流家庭の主婦となっていますが、
夫から息子探しをするよう勧められ、
再会したかつての恋人と一緒に、息子に会いに行くのです。

探し当てた息子は、とても荒んだ生活をしています。
離れ離れの30年を過ごし、それぞれの生活を営んでいる父・母・子を丁寧に描いています。

また、途中で挿入される肉親探しの番組で、当時の状況の説明が詳しくなされています。


印象深い台詞も多かったです。

「ドイツは戦争の報いで分断の憂き目にあった。韓国(朝鮮)は、なんの報いでこのような目にあったのか・・・。」

「僕らは大国の代理戦争を演じたピエロだった。」



悲劇的な話ながら、最後に光明を感じるものがあると
この監督の作品を見るといつも感じます。

今回、その光明を感じたのは、主人公の夫の台詞です。

「民族の悲劇的な運命を愛することで、その運命を克服したい。」

これは、主人公へのプロポーズの時の言葉です。
静かながら、すべてを乗り越えて、前に進もうとする力強さを感じました。


興味のない人にはつまらない作品なのかもしれません。
自分の中でも、まだ、感想と言う形で語れるほど、こなれてはいないのですが
やっぱり、イム・グォンテク監督作品は好きだなあと、感じた作品でした。








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Last updated  2005.08.03 14:59:15
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