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カテゴリ:小児臨床薬理学的話題
高熱→迅速キット→抗インフルエンザ薬、という2000年以降の流れ作業診療ではなく、「患者の様子をよく観察しながら話を聞き、丁寧に診察して、必要なら検査も実施して、必要なら薬の力も借りて」という、当たり前の基本を大切にしていたなら、何を今さら、という話だと思います。 『インフル異常行動、施錠呼び掛け 玄関や窓で徹底を、厚労省』 (2017/11/27 静岡新聞/アットエス) 厚生労働省は27日、子どもがインフルエンザにかかると、治療薬の種類にかかわらず、マンションから転落するなどの異常行動を起こす恐れがあるとして、保護者に対して玄関や窓の施錠を徹底するなどの注意を呼び掛けた。同日付で都道府県に通知した。 異常行動による死者も依然として出ており、施錠の徹底のほか(1)ベランダに面していない部屋で寝かせる(2)窓に格子のある部屋で寝かせる(3)一戸建ての場合1階で寝かせる―などの対策をするよう求めている。 異常行動を巡っては、治療薬タミフルを服用した子どもの事故が続発したため、厚労省は2007年、10代への投与を原則中止とした。
大元のプレスリリースはこちら。 『小児・未成年者がインフルエンザにかかった時は、異常行動にご注意下さい』 (2017/11/27 厚生労働省) 冷静な論調で事実だけを淡々と、ひっそりと伝えている記事ですね。タミフルによる異常行動だ、タミフル脳症だ、遺族の怒りの声、、、などと大騒ぎしてマスコミが社会をにぎわせたこと、懐かしく思うばかりです。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 28, 2017 07:34:47 PM
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