テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:留学-生活編
社会人留学だとある程度違うのかもしれないけど、高校卒業後留学する場合、
「海外生活」と、 「自立」 を、同時に始めるので、戸惑うことが多い。 基本的に、高校までは親元で、家賃や光熱費の支払い、自炊なんてことはしないで生活していて、大学になって初めて大人として、いろんな手続きを1人でやるようになると思うのだけど、高校卒業後すぐに海外に渡ってしまうと、こういった事を始めてやるのが外国で、という状況になる。 私の場合、一番印象に残っているのは、初めて1人で銀行の口座を開いたのがアメリカだったこと。 (日本にも口座持ってたけど、親がみんなやってくれたから) しかも、確かなんか書類が足りなくて、いろいろ説明されて窓口で固まったのを覚えてる。 まあ、新入生が大量に町に入ってきて、同じように口座を開設している時期だったので、受付の人も慣れたもんだったけど。 他にも、クラス選択、ビザの申請、バイトの申し込み、アパート探し、自転車を盗まれて警察に出頭、請求が間違っていたので電話会社と交渉、など、日本では親にやってもらっていたこと、あるいはそんなトラブルさえ起こりえないことを、自分で解決しなければならない場面がたくさんあった。 1人だと心細いし、やるべき事を忘れずにやっているか、正しくやれているかって事を、1人で考えてやるっていうのは、なかなか神経使うもので。 まあ、自分は日本では相当甘やかされていた方だけど、大学でいろいろ学ぶ以外にも、親元を離れて、一人でいろんな雑用をこなせるようになった、っていうのは、やっぱり、留学の醍醐味だったと思う。 (と言いつつ、未だに日本に帰ると銀行とか親に付き添ってもらってる。汗) こういう生活の必須事項以外にも、「1人だと分からないからやらない/出来ない」という場面にぶつかることはいろいろある。 私だけかどうかは知らないけど、留学先でやってみたいことがあるのに、手続きとかが分からないから見送ろう、と言って、楽しい経験をみすみす逃すっていうこと、あると思う。 旅行とか、買い物とか、クラブ活動とかね。 私の場合、小心さが幸いして、酒飲みやらディスコやらヘンなパーティやらにも行かずに真面目な留学生活を終えたのですが。今振り返ると損した気分。 こういうことをしたいのだけど、1人だとどう実行していいか分からない留学生が、日本人同士で固まって行動したがるのかなあ、とも思う。楽しめればそれでいいし、その後自主的に行動できるきっかけになればそれも手かなあ、とは思うけど、逆に海外の日本人に依存しすぎちゃう結果になると、つまんないよね。 今じゃ、この手の生活情報も、いろいろな留学機関で入手できるし、留学生の体験談なんかもネットで知ることができる。1人で行動することは、それほど難しくない(安全には十分気を使って欲しいけど)。 好きでもない人と、「こいつといれば何でも聞けるし、やってくれるからいい」という理由だけで、留学中ずっとくっついてる必要も、ないわけです。 銀行の口座を開くとか、レストランで注文するとか、どうしても必要、かつそれほど複雑じゃない小さなことから初めて、クラブ活動とか、劇場に行くとか、楽しい事をどんどん自分から進んで実行してみればいいと思う。1つできるごとに自信がつくし、留学中に出来ることの可能性がどんどん広がって行きます。 私の最近の偉業は、自営業(?)で稼いだ収入の税金申告をしたこと(これで、メキシコで事業が出来る!!)と、昨日の、iPod修理の交渉、ですかね。 こういうことが出来ると、「自分って、大人になったなあ」と思う。 (って、2児の母なんですけど。汗)
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|