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カテゴリ:映画
10月27日(月)新宿プラザ劇場にて。 制作=2008年 アメリカ映画 東宝東和配給 110分。監督=ティムール・ベクマンベトフ。原作=マーク・ミラー、J・G・ジョーンズ。出演=アンジェリーナ・ジョリー、ジェームズ・マカボイ、モーガン・フリーマン、トーマス・クレッチマンほか 上司にはイビられ、恋人は寝取られと、冴えない日々を送るウェスリー(ジェームズ・マカボイ)に突然の転機が訪れます。謎の美女フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)と彼女が所属する暗殺組織に、スカウトされたのです。 会社を辞め訓練を重ねたウェスリーは、その身体に秘められた才能も手伝って、一流の暗殺者として頭角を現します。そして彼は父を殺した敵であり組織の裏切り者でもある、クロス(トーマス・クレッチマン)の暗殺任務に就くのでした。 原作はマーク・ミラーとJ.G.ジョーンズによるグラフィックノベル。奇想天外なストーリーを『ナイト・ウォッチ:NOCHNOI DOZOR』などで知られるロシアの鬼才ティムール・ベクマンベトフ監督の手で映画化。独特のビジュアル世界の中で、流麗かつ迫力のアクションが繰り広げられます。 これを新感覚の映像と見るか、支離滅裂なストーリーと一笑に付するか、評価が分かれるところ。小生は後者と理解しました。破天荒なのは許すとしても、まったくリアリティがないのは考え物です。古いと言われるかもしれませんが、やはり現実に立脚したイメージがないと感情移入が出来ません。 一千年の昔からあった暗殺集団という設定は、「ジャンパー」のパラディンと同じです。コミックの作者が想像することは似ているのでしょう。つまりあまり独創性はないということです。 随所に新しいアイディアが散りばめられていますが、それを許容できる人は多くないでしょう。これは一部の人に熱烈に支持される種類の映画です。本国における興行成績はよかったそうですから、アメリカ人好みの作品といえるかもしれません。 ノンストップ・アクションと耳をつんざくような音響。それでも睡魔をこらえるのに苦労したのですから、中年ジュリーには向かない映画でした。 この劇場、今月いっぱいで閉館になります。新宿一の大箱ですが、ガラガラでした。隣のコマ劇場も年末で終わり。地下のコマ東宝も同じ運命です。キャバレー「クラブハイツ」も閉店。これからの歌舞伎町はどんなふうに変わっていくのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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