映画「屋敷女」(07 仏)
いやぁ、久々に針を振り切った作品を観たなぁ。自動車事故で同乗していた夫を亡くした妊婦サラ。数か月後、出産を翌日に控えた聖夜。上司も気に掛け、友人がともに過ごそうと声をかけるも、いまだ夫を亡くした心の傷からそれを拒み、一人家にこもる。そして、夜、訪れてきた黒衣の女。ついに家に入り込んだ女はハサミを振りかざし、迫ってくる。お年寄りと妊婦には席を譲りましょうとか倫理道徳ではいわれ、日常的にもそう思い込んでますが、本編、しょっぱなから妊婦ヒロインの腹部にハサミが迫り、顔に裂傷が走るのが序の口、妊婦にこれはないだろう、の全編血塗れ、CG胎児も怯える。黒衣の女を演じるはあのベアトリス・ダル。さすが、存在感が違いますわ。いやぁ、あの「ベティ・ブルー」が生きてたらこんなんなったんでしょうかね(爆)。レンタルDVDで観る。なお、セル版はレンタル版ではぼかしの向こうだったラストの残虐シーンが無修正の模様。それはそれでまた、うわぁ。