源氏物語一千年紀切手。
特殊切手が好きです。…色々好きなもの多すぎだろうという気もしますが。綺麗な柄がたくさんあって、思わず集めてしまいます。そしてもったいなくて使えないという……。むむむ。まだ買っていないので、通信販売で買おうかなと思っている柄もあります。発売日をつい逃してしまい、気が付くと売り切れという状態なのです。そんな中、先日発売されました。「源氏物語一千年紀」!源氏物語だ~。1,000年…そうですかそうですか。あれですよね、はっきりこのときにはあったと記述があってから、ですよね。昔から源氏物語はよく読んでいました。卒論を書くくらいに好きでした。これは早速買いましたよ!80円切手が10枚で1シートですか。源氏物語絵巻が8シーンと、紫式部日記絵巻から2シーン。そしてバックには源氏物語団扇画帖から1シーン。ほうほう。えぇとそれぞれのシーンは…。1枚目、源氏物語絵巻「柏木」から。死の淵にいる親友柏木を見舞う夕霧。2枚目、源氏物語絵巻同じく「柏木」から。亡くなった柏木の子と知りながら、かつて自分が藤壺宮との間に冷泉帝をもうけた罪を想って薫を抱く源氏の君。3枚目、源氏物語絵巻「鈴虫」から。月見の宴で語り合う冷泉院と源氏の君、笛を吹く夕霧。4枚目、源氏物語絵巻「橋姫」から。薫が宇治の姫君たちを垣間見るシーンの、姫君たちフォーカス。5枚目、源氏物語絵巻「早蕨」から。匂宮に引き取られることに乗り気でない中君と、いそいそ支度をする周囲。6枚目、源氏物語絵巻「宿木」から。夕霧の娘六君と結婚した匂宮。7枚目、源氏物語絵巻同じく「宿木」から。琵琶を奏でる匂宮と、それを聞く中君。8枚目、源氏物語絵巻「東屋」から。絵物語を見る浮舟と、それを見ながら髪をすいてもらっている中君。………。ん~。現存しているものから選んでいるので、しょうがないといえばしょうがないのですが……。話重っ。そして暗っ。いやいや…。そうですよ?源氏物語って、主人公に「光」を添えて、ありありと浮かび上がる影を描いたような物語ですから。それにしたって急激に暗くなってからをこうして並べると……。一見華やかでも、舞台を考えるともの悲しい雰囲気になってきます。バックが若紫なのがかろうじて明るいですか?でも垣間見のシーンですものねぇ…。いくら日差しの明るさが感じられるシーンとはいえ。人の家をこっそり覗き見た上に、のちのち連れ去ってしまいますからねぇ。うーん……(笑)。