棺桶を飾る花輪↑(2009年8月)
荼毘の前に遺族の方々で写真撮影↑(2007年6月)
葬式は、仏式で行われます。日本の様に湿った感じがなく、とても派手な印象を受けます。私の経験した葬式はいずれもお寺の境内で行われました。お寺が火葬場になり、死者は露天で荼毘に付されます。
ある時、職場の同僚の身内が亡くなりました。とにもかくにも、彼の家に弔問に行くこととなりました。
先ずは、故人の家を弔問し、花や線香をあげます。故人と直接かかわりがあれば故人の思い出話をすることもできますが、直接存じあげていませんので、同僚との関係などを遺族に説明します。誰から花輪が来ているかなど一所懸命見ている人もいます。適当な時にお暇します。火葬の日はお寺に行きます。葬式は建物の外の境内で行われます。マイクを通して読経が行われます。一通りのお祈りが終わると、人々は、祭壇に置かれている棺桶をたくさんの花や花火で飾ります。故人の身に着けていた物や思い出の物も一緒に飾られます。白い衣装に身を包んでいる遺族たちが、棺桶の前で記念撮影をします。
遺体は棺桶ごと荼毘に付されます。棺桶への着火は、独特です。棺桶に鉄製のワイヤーをつなぎ、そこから15メートル位離れたもう一方の端に、ロケット花火を取り付けます。ロケット花火に着火すると、ロケット花火は勢いよくワイヤーを伝わって棺桶に到達します。棺桶を飾っている花火や爆竹がさく裂し、緑やオレンジ色の煙が勢いよく天に向かって上っていきます。濛々とした煙の中に炎が上がります。ロケットを使ったことと、色とりどりの煙が出ていることのせいか、葬儀の雰囲気は、なんとなく明るい。じめじめした雰囲気がありません。来世を信じているのでそれほど悲壮感がないのかもしれません。棺に火が着くと、葬儀は終了です。参列者は三々五々いなくなります。おいおい、お骨上げはどうするのでしょうか? 荼毘に付された後、火が消えてからお骨を取り上げることになります。遺族がお骨上げをすることもありますが、次の日にお寺が取り上げることもあるようです。
一般的なお墓は、お寺の塀に沿って立っています。白いものや色が着いたものなど様々です。仏塔のような形をしていて、中に遺骨を入れている場合が多い。また、塀そのものがお墓になっていることもあります。遺骨は、塀の厚みの中に入れます。また、墓地を見かけることもあります。3年間の滞在で、お墓をお参りしている人には一度もお目にかかりませんでした。(続く)
【Bon appétit !】
Laos Dead Ceremony is largely conducted in accordance with Buddhist customs. Following the death of natural causes, the body is kept at the home of the deceased one to three days, during which time villagers come to pay their respects and assist the family of the deceased in what is a sort of long, continuous, low-key wake(通夜). The body is usually cremated.
(https://www.golaos.tours/laos-dead-ceremony/)