カテゴリ:└三宅知子
こんにちは!アウトドアーズ・コンパスの三宅(知)です。
先日ちょっと足を伸ばして、長野県と岐阜県にまたがる日本百名山 焼岳(やけだけ・2,455m)に山登りしてきました! 今回は中の湯ルートより残雪登山を楽しんできました。 コースタイムも往復で6時間足らず、首都圏からだと日帰りも可能なお山です。 登山道を歩き始めて、いつものようにデジカメをポケットから出して 準備万全!・・・のはずでしたが、電源を入れようとすると 聞こえてきたのは「ブー」っという無残なビープ音。 チーン・・・どうやらマイデジカメはお亡くなりになったようです。 急遽カメラをスマホに切り替えますが、 慣れないスマホカメラでうまく撮影できるかしら。 最初は樹林帯の残雪の上を歩きます。 今年は例年に比べて雪融けが早いようですね。 腐った雪を踏み抜かないように注意しながら進みます。 前半の登山道は意外と急でした。 雪があるほうが登りやすいかもしれません。 そろそろ森林限界です。 空を見上げると見事な青空!気持ちいい~! 眼前にはダケカンバの林と焼岳の南峰が見えてきます。 南峰からは煙が立っているのが分かりますでしょうか? 実は焼岳は北アルプス唯一の活火山。 北アルプスの香炉とも称されるようです。 ここでアイゼンを装着します。 お天気がいいので影もくっきりと映っています。 焼岳北峰を目指して谷筋を歩いていきます。 ここでピッケル・ヘルメット装着のフル装備。 両側の岩からは落石が多く気をつけて登る必要があります。 1度こういう雰囲気のところ歩いてみたかったのでドキドキ! 大きな石がこんな感じで転がっています。 上から降ってきたらひとたまりもないですね! 時々大きな穴も開いているので気をつけないと。 あの岩山を登りきれば頂上です! 岩山からはアイゼンをはずして登ります。 ふと後ろを振り返れば北アルプスの絶景が広がります。 けっこう急なので、高所恐怖症の私には後ろを振り返るのは 3秒くらいが限界・・・。 硫黄の匂いとともに、煙がもくもく。 火山に来たなあという感じです。 焼岳山頂(北峰2,439m)到着~!やったー! 頂上には雪はありませんでした。 ちなみに現在焼岳最高峰の南峰(2,455m)は立ち入りが禁止されています。 目の前には穂高連峰と槍ヶ岳が見えます。 稜線には西穂山荘の屋根が見えました。 梓川と上高地。 夏の焼岳登山の拠点として多く利用される上高地も見えます。 憧れの加賀の名峰白山が見えました。 まるで宙に浮かんでいるかのようでおもわず見入ってしまいました。 去年焼岳に登った人の話によると煙の上る場所が増えているとのこと。 血がついたような赤く染まった岩。 火山の影響でしょうか。 下山はアイゼンを外したまま、 先ほどの谷筋を一気にシリセード(雪にお尻をついてピッケルで制御しながら滑り降りること)。 普通に下りたら一時間くらいかかる道をショートカットできます。 最初少し怖かったのですが、滑ってしまえばあとは平気。 とても楽しく滑れましたよ。 下山後は松本で美味しい山菜おろしそばをいただきました。 あれだけ雪が苦手だった私が、 今は溶けゆく雪を名残惜しむかのように残雪登山を楽しんでいることに 我ながら驚きます( ゚艸゚;) 思えば私が「雪山にも登ろう」と思いたったきっかけは、 「雪山に登れるようになると山を楽しむ時期が増えるよ、 だから私は雪山にチャレンジすることにしたんだ」とある人が 教えてくれたことでした。 なるほどな、と思いました。 夏山だけだとスリーシーズン+冬は低山しか楽しめませんが、 冬も登れる山を増やせばそれだけたくさん山に行くことができるのです。 雪って寒いし滑るしで、どうしても苦手意識があったのですが、 とりあえず雪山にどんどん出かけて、楽しみ方を知ることで、 考え方が変わってきました。 私の今年の雪山登山はこれにて終了ですが、また来年もたくさんの 雪山を楽しみに出かけていきたいと思います。 今日もお疲れ様でした~! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年05月18日 11時48分04秒
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