アウトドアーズ・コンパス 旧ブログ(～2018年2月)

こんにちは！アウドアーズ・コンパスの三宅（知）です。

先日の当店の夏休みを利用して、北アルプスの日本百名山薬師岳(やくしだけ・2,926 m)
水晶岳(すいしょうだけ・2,986m)と雲ノ平(くものたいら)をテント泊で三泊四日の山歩きしてきました／^o^＼



実は雲ノ平は去年も訪れたのですが、写真のようにどしゃぶりガスガスのあいにくのお天気。
レインウエアをびしょびしょにしながら横殴りの雨の中歩いた、ちょっぴり辛い記憶があります(笑)。

今年こそはガイドブックに出てくるような、
青い空と雄大な北アルプスの大パノラマが広がる雲ノ平に行ってみたーい！

ということで雲ノ平の晴れ予報に期待を寄せながら、いざ出発です。

去年は新穂高温泉の登山口から入山しましたが、
気分を変えたかったので今年は折立の登山口から。
ところが前日の雨で折立へ向かう林道が通行止めになっていて、出鼻を挫かれます。

結局予定より3時間半遅れて9:30にゲート開通、のちのちの行程の予定変更を余儀なくされます。



やっとたどり着いた登山口、ここから3泊4日の山旅のスタートです。
登山口のすぐ前にバス停があるので、便数は少ないものの
公共交通機関を使っての登山もいけそうです。



しばらくは樹林帯の急登。
今更ですが、去年は折立の登山道が急で嫌だという話になり、
新穂高温泉からのルートに変更したことを思い出しました。
しんどい登山は苦手な私、あーん！気づくの遅いわー！



しかも今回は今まで一番長旅となるテント泊装備、さすがにずっしりときます。



木の根っこが多い目の道、雨の後だから滑らないように気をつけて気をつけて。



足が疲れるからこういうガレガレの道が一番苦手・・・でも頑張らないと！



だんだん上が開けてくると木道が出てきます。



予報どおりどんどんお天気は回復していきます。
青空が見えてきて、とりあえずほーっ！
大量に咲いているチングルマの綿毛に癒されます。



太郎平小屋を経由して20分、
この日のキャンプ地薬師峠キャンプ場のテント場が見えてきました。



テントを設営したら夕ご飯の支度に取り掛かります。
お盆を過ぎた平日だからか好きな場所を選び放題。



水場の水は豊富で、ビックリするくらいの勢いでホースから水が出ています。



この日のメニューは「チキンと牡蠣のパエリア」と「ひじきと大豆のサラダ」
アマノフーズのお味噌汁とキウイフルーツ。

パエリアは、白葱のみじん切りをオリーブ油で炒めた中に
米とチキンと牡蠣の缶詰とプチトマト、ズッキーニ、しめじを投入し、パエリアの素で炊き上げました。
サラダは、ドライパックのひじきと大豆の缶詰と水菜とプチトマトを
酢とオリーブオイル、めんつゆで和えました。



このとおり、ご飯のおこげもバッチリ。
山でパエリアって一度作ってみたかったので、美味しくできて大満足！



翌朝の朝御飯はパンを温め、ソーセージと卵を焼きました。
ついでに昨日の残りの野菜も一緒に炒めてます。
火力が強すぎて目玉焼きが無残な姿になっていますが、それはご愛嬌ってことで！



この日はテント場に荷物をデポして、まずは薬師岳を目指します。
心地良い沢の音を聞きながら沢沿いの登山道を歩いていきます。



ひっそりと咲くウメバチソウのお花、と思ったらこのあとワサワサと大量に咲いていました(笑)。



薬師平という木道の敷かれた湿原ではイワイチョウの紅葉が始まっていました。



イエーイ！晴れてる晴れてるぅー！



ハート型の黄色い葉っぱ、なんだかいいことありそう♪



薬師岳山荘に着いたー、と思ったらだんだんガスが増えていく・・・。



おっ、雷鳥発見ー！
親子のようで、3匹で仲良くハイマツをつつきながら散策しています。
しばらく見入ってしまいましたが、可愛らしい姿にすっかり癒されました。



薬師岳頂上まではもう少し、
少しでもガスが抜けてくれないかなーと思っていたら、



山頂が見えてきたその時、奇跡が起こりました！
薬師岳(やくしだけ・2,926 m) 無事登頂、青空付で充実感も倍増です。

山頂では結局晴れ間が出たり曇ったり、大きく天気が崩れることはないけど、
雲の動きに合わせてお天道様が見え隠れしていました。



チングルマの綿毛のお花畑も、青空が見えると生き生きとしているよう。



テント場へ戻ってテントを撤収し、太郎平小屋でお昼ご飯。
太郎平小屋名物の太郎ラーメンとカレーライスを食べてみました。

次回に続きます。