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カテゴリ:こんな事考えた
もう一週間たったのですけれど、
書こうかどうしようか迷ったのですけれど、 我が家で起こった出来事をシェアしようと思います。 先週土曜日の朝、警察から私の携帯に電話がかかってきました。 遠方の老人ホームにいる義父が車で事故を起した、車は大破し、 本人は救急車で搬送された、病院はここです、 という電話でした。 義父は都内の病院に前日まで入院していました。 一度見舞に行き、今後の事、特に義父の不在でパニックになっている 認知症の義母のこれからのことを相談したりして、 できるだけ早く退院、またはホームのそばに転院しよう、と決め、 退院時は一緒に行くから、ということも決めていました。 でも義父は、はやる気持ちを抑えきれず、さっさと金曜に退院してしまいました。 で、翌日に、事故!! 私はすぐに向かいます。と返事し、 義父に一刻も早く会いに行き、容態を確認しなければ! 事故の処理など、できる限りのことをしなければ!と 数日泊まり込む準備をして、 電話で勤務先に事情を話し、しばらくお休みさせてください、と言いました。 そしたら、その勤務先の女性上司は、 今日は予定が空いてるから、一緒に行ってあげるから、と言ってくれました。 どれだけ心強かったことか。 上司の車で飛ばして、義父の元に駆けつけました。 何と、義父は胸を打撲しただけでかすり傷ひとつありませんでした。 すでに病院から戻って、ホーム内での絵の展覧会に向けて 展示の工作中でした。 でも、 事故の詳細がわかるにつれ、背筋も凍る事態だったかもしれないと、 寿命が縮まる思いでした。 義父は、展示に必要な用具を買いに車を運転中、 意識を失ったらしいのです。 反対車線に飛び出し、歩道も突っ切り、そのままフェンスに激突。 運転席と助手席のエアバッグが作動し、 それが破れて白い煙がたちこめた時に、意識が戻ったと。 かけていたメガネも、後ろの座席に吹っ飛んでいましたが、 壊れずに無事でした。 走っていた道路は結構混雑している道でした。 そこを、対向車にぶつかる事もなく、歩行者を巻き込むことなく、 自分も無傷だなんて、こんな奇跡はない、と回りのみんなが言いました。 義父は自分が加入していた自動車保険会社も把握しておらず、 それを探すことから始めなければなりませんでした。 警察、迷惑をかけたフェンスの持ち主、レッカー会社など、 事故にかかわる方々への連絡など、やることはたくさん。 プラス、義父の介護申請や、今まで受けていなかった介護サービスの 手続きも、私がいられる間に済まさなければなりません。 そして、絶対やらなくてはいけないのは、 運転免許証の返納です。 今回、無事に済んだのは奇跡ですから、もう二度と運転してはいけないのです。 義父はとても若々しくて、シャン、としてダンディですから、 みんなからも若い若いと言われています。 今回警察からの電話でも、 「通報者から70歳くらいの男性、と連絡があった」 と言われましたけれど、実際はもうすぐ88歳です。 こうなるまで放置していた家族にも責任がある、と言われても仕方ないかもしれない。 お年寄りは、自分の老いをなかなか認めたくない部分もあるだろうし、 まだまだ自分は大丈夫、と本気で思ってるんですよね。 でも、そういう家族がいらっしゃる方は、 ほんのちょっとでも、ヒヤリ、ハット、した出来事を軽く考えず、 毅然として、運転免許証の返納をすすめてください。 誰かを傷つけてしまってからでは遅いのです。 家族みんなの一生の問題になってしまいます。 年取ってから、罪人になってしまうなんて事、 絶対に防がなくてはなりません。 罪ない方を巻き込む、不幸な事故も絶対に起してはなりません。 今回、何度言っても耳を貸さなかった義父は、 事故から数日たって、ようやく事の重大さに気づいて 警察に「返納します」と電話をかけました。 返納は、近所の交番ですぐできるそうです。 身分証明になるものを、その代わりに発行してくれるとも聞きました。 ニュースでもたびたび、高齢者の起した事故が報道されていますね。 ご本人にはそんな自覚がないと思われますから、 身近な人がちゃんと言うべき事を言わなければ。 運転免許証を返納した方が良いと思われる方は、身近にいませんか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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