「カボチャみたいな顔」ですが、この兜君、ニッポンサボテン界のスターです。スーパー兜とかミラクル兜とか碧瑠璃兜とかいろいろあって「日本のお家芸」と言えます。栽培法を、以下のように聞いています。
・ 兜の白は成長スピードで生まれる。早く育てる。
・ 大型扇風機で温室内の空気を循環させる。
・ 水分を必要とするが、過湿は根腐されを起こす。
・ 土中の過湿に弱く、空中湿度は高く。
・ 日照が足りないと調子を崩すが、強い光では日焼けする。
・ 冬はゆっくり休眠させるが、寒すぎると「腰が折れる」という現象を起こす。
・・・・・って、どうすりゃエエのん?????
こうなると「サボテンの花咲く、豊かな生活」のはずが、「サボテンに翻弄されるシビアな生活」になってしまいます。
まぁ、趣味の園芸家がサボテン職人と同じ株を作ること自体、無理な話なので、ウチでは「集める気持ちにはなれないけど、無いのも寂しい」ってところで、普通の兜が2株だけ「のほほん」といます。
兜ファンの皆さま方! ニッポンの兜文化を絶やさぬよう、精進してくだされ!(わしゃ逃げ腰)。
それはともかく、今日はこの兜の種子が採れました。ちかぢかタネを蒔きたいのですが、実生に関しても、これまたイロイロな話を聞きます。
・兜は採種してすぐに蒔くより、1ヶ月くらい熟成させてから蒔いた方がシッカリ発芽する。
・結実は親苗のエネルギーを消耗させるので、年に1株1回以上の交配はしない。
・高温&多湿の環境で発芽させる。
・・・・・ウチでは「出たトコ勝負のお天気任せ」です ^^;