■伸び率を大事にすると授業はこうなる。
塾で、元々1クラス8名の少人数クラスだから一人ずつじっくり見られるというのもある。それに加えて、それぞれのバイオリズムと得意不得意と性格ともあるので、最初の15分は「漢字・語句のプリント」を答え付きで配付して、各自学習。得意な生徒はテスト代わりに、苦手な生徒はこの時間に答えを見ながらインプット、そして、先週の宿題がまだできていなかった生徒はその時間に文章だけでも目を通してこの後の解説についてこられるように(その場合は漢字語句は少しだけして宿題になるけど)。早くできる子にはハイレベルプリントをさらにプレゼント。カスタマイズできるのが個人塾のいいところ。20年前なら「宿題していないとか中学受験生がありえない!」と叱っていたし、それで実際伸びた子もいたのだけど。今はそれぞれのペースでの学習の機会を気持ちよく共有できるように工夫する方向に。塾長が担当している算数でもそうです。「講義」の時間、新しい算数のルールのお話を集中して聴いた後、それぞれが問題演習に取り組みます。今習った例題の類題ができた後は、自分に合ったものを。単元別の問題集①~⑫になっているのですが、ある子は早く進んで⑩の問題集まで進んでいるし、ある子は②のまちがい直しをしてつまずいたら質問できる。目標も性格も今日の意欲もちがうけど、全員伸びる!そういう環境を作っています。