「わからない」を楽しめますか?[ビッグイシューより]
ビッグイシューという雑誌をご存知でしょうか?ターミナル駅などで、ときどきおっちゃんが売っているのを見かけていてなんとなく気にはなっていたのですが、西原理恵子さんの表紙が気になって、昨日初めて買ってみました。(69号)ハリウッドスターが表紙のイメージがあって、映画やテレビの情報誌みたいなものかと思っていたのですが、200円という値段にしては内容もりだくさんで驚きました。読み応えあり。それに、この雑誌、200円のうち110円が販売していた人の利益になるそうで、ホームレスの人達の支援の意図で始まったものなんですね。知らなかったー。私の読んだ69号は、ジェイムス・モリソンの苦難に満ちた子ども時代。そして成功。河内家菊水丸の小1で親の離婚、どっちについてくるかという選択とその後。映画「ツォツィ」について。ポーランド移民、特に子ども達の過酷な状況。「わからない」ってことを楽しめるか?というテーマで西原理恵子、作家いしいしんじ、永井均のコラム。「終わらないいじめ」雨宮処凛ひきこもり。世界の地方議員。日本との比較。(くわしくは→こちら。)いじめについての記事の中に、「押さえつけられ、虫や他人の排泄物などを食べさせられるといういじめを何度も受けた人は、それから『ものを食べる』ことに苦痛を伴うという日常レベルでの後遺症」に毎日ずっと悩まされるという話が出てきた。食べ物を食べるというたびに思い出す苦痛。いじめの心の傷がいかに深いものか。「暴行、恐喝、強姦、強要などあらゆる罪名がつくものが、学校内で、あるいは学校の人間関係内で行われると『いじめ』という言葉で済まされる矛盾」体験した人の言葉はすごくリアルで、重い。特集 わからない?だからおもしろい。「あなたは「わからない」を楽しめますか? 20~30代の半数が楽しめない。 でも、「わからなかったことがわかって楽しかった経験」は誰にでもある。」記事を読んで思ったのは、わからないことを楽しめる人って器が大きい!人に対しても受け入れるキャパも大きい。「わからなかったことがわかって楽しかった経験」をたくさん積めた人だから、きっと「わからないこと」も楽しめるようになってくるんだろうな。料理をしていて「おいしい!」と言われた経験があれば、次はその顔を思い浮かべて作る過程も楽しめるように。試合に勝つうれしさを経験した後には、つまらないと思っていた素振りが楽しくなるような。だれでも「わからなかったことがわかったときの楽しみ」は知っているのに、「わからないことも楽しい」までは到達するのが難しい。そういう意味では、勉強ってそういう経験の場なんだなーってコラムを読んでまた再確認。「知らない・わからないことがわかった楽しさ」をたーくさん積ませてあげたい。難しい問題に出会ったときに思わずニヤリとしてしまうそんなぞくぞくっとする楽しさを味わったり、思い通りにいかなくても努力して自分を磨く時間を持ち続ける。楽な方に流されない。流されない自分がかっこいい!自分の短所だけじゃなくて、自分の長所もちゃんと理解している。そんな人は、きっと人のいいところも見つけられる。人の失敗も許せる器の大きさも持てると思う。明日の自分は成長させるのは今日の自分。努力して「わかること」は増えても「わからないこと」はゼロにはならない。じゃ、ムダなの?ムダじゃないよ。前の自分よりずっとレベルアップしてるんだから。そういう時間を持つことができたら思い通りにいかないこともたくさんある人生だって、コンプレックスのある自分のことだって前向きに考えられるような気がする。暗い話題の記事が多かったんだけど、読んだ後なんだか前向きになれる不思議な感じ。他の号も読んでみようと思った。68号が進化する絵本、絵本の魅力というのが特集のようなので、まずはそれからかな。販売員のおっちゃんから買うのが原則ですが、バックナンバー5冊以上(1冊200円)で自宅に無料送付もしてもらえます。バックナンバーの記事の内容詳しくは→こちら。なんか全然まとまっていませんが・・・。そんな日もあるということで。明日は友人の結婚式で、東京に行きますー!日帰りですけど、楽しみです♪今日ものぞいたよ♪とクリックしてくれるとうれしいです!↓