テーマ:映画館で観た映画(8537)
カテゴリ:映画
長ったらしい題名だなぁ・・・副題の「絶体絶命!42.195km」はいらないでしょ。観てきた人が言うんだから間違いない!
この映画はテレビ朝日の人気ドラマ「相棒」を観たことがない人は、お呼びじゃないですね。杉下右京(水谷豊)のキャラクターがわかってない人は『なんじゃこりゃ?』と思うかもしれません。犯人が「謎解き」を要求するような知能犯のときだけ活躍するのが「警視庁特命係」なのです。 特命係係長の杉下右京は、いかにも高そうな茶碗で紅茶をすすります。スーツも高級そうで、なかなかのダンディー。まるで刑事らしくありません。京大卒で、警視庁一のキレモノですが、部下が殉職した責任を取って、今は「窓際」という設定になっています。 そしてもうひとり、特命係には肉体労働担当の亀山薫(寺脇康文)がいます。亀山はいつもスカジャンにジーパンというスタイルで、杉下右京とは正反対のキャラクター。この設定が面白いので、少なくともココに書いたことだけは覚えてください。 ということで劇場版ができたわけですが、劇場版もマニアックな謎解きを含んだ内容でした。アタシが犯人なら警察に謎解きなんか要求しません。もっと短絡的な犯行になると思います。 今回はまず、テレビで偉そうなことを言っているコメンテーターが殺されます。現実の日本社会で言うと・・・テリー伊藤か田原総一朗でしょうか? あと・・・同じくテレビコメンテーターをやっている形成外科の女医も殺されます。今のテレビ界で言うと・・・西川史子ですかね。作家の室井佑月も、なんとなく小生意気で憎たらしい女ですけど・・・ 『アイツら死んだ方がイイ』と思っている人はけっこう多いでしょう。ハゲタカみたいな商売ですから、今まで何万人を言葉で傷つけたかわかりません。映画の中でも、被害者に同情する人はいないのですが・・・コイツらは、あらゆることに無責任なコメントをしているので、犯人の動機がなかなかわからんのです。 これは『十分あり得る』と思いますねー。面白い設定でした。どうせならテリー伊藤を鉄塔から吊るしてほしかったけど・・・(そこまでやったらAクラスにしたのに) 内容をこれ以上言うのはやめましょう。評価は、テレビドラマの「相棒」を楽しんでいる人なら「必見の B+」です。そうでない人でも「ひまつぶしの C」にはなると思うので、中間を取って B- の「まあまあ」という評価にしておきましょうか。 ------- エンドロールのバックはヘリコプターで上空から撮影した東京都心部です。臨海~新宿~桜田門をおよそ5分間じっくり遊覧飛行できますから、エンドロールは是非最後まで見てください。きっといろんな事を感じると思います。アタシは何を感じたかというと・・・ 『うわぁー、とんでもない大都市だなぁ』 『よくこれだけの大都市に食料が行き渡るものだ』 『マグロがいなくなるのも当然だよ』 『大地震が起きて食糧の供給が止まったらどうするの?』 まず食料のことが気になっちゃいました。そして・・・ 『インターネットがあるんだから、もっと人口を分散させた方がイイのに・・・』 『でないと、大地震が起きたときの損失があまりにも大きすぎる』 『そんなに東京の地価を下落させたくないのか? この国のバカ政治家どもは!』 この映画、エンドロールだけで300円ぐらいの価値がありそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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