テーマ:映画館で観た映画(8537)
カテゴリ:映画
殺人犯の妹となった少女と彼女を守る刑事の逃避行がはじまる... ストーリーを簡単に紹介しましょう。犯罪を犯したのは18歳の少年です。しかし、やり場のない世間の怒りは、犯人の家族に向けられます。某掲示板は罵詈雑言の嵐。報道陣も容赦なく容疑者の家族を追い回します。 特に冒頭の表現が見事でした。なにが起こったのか言葉では説明せず、約5分間、音楽とハンディーカメラの映像だけで、15歳の少女が今置かれた状況を見せるんです。 起承転結の「起」の部分は、たった5分間。そこから一気にたたみかけてきます。 家族は何が起きたのか、わけがわからない。いきなり刑事が家になだれ込んで、ガサ入れをはじめ・・・続いて区役所と家庭裁判所の人が入ってきたかと思いきや、藪から棒に「離婚届にサインしてください。奥さんの旧姓になってもらいます」。 はぁ? (`ё´! 観ている方もパニックです。あまりの急展開に、自分が当事者になったかのような錯覚に陥ってしまいました。 追いすがる報道陣。刑事役の佐藤浩市と松田龍平は、容疑者の妹(志田未来)をクルマに乗せて逃げ回ります。 で・・・後半のロケ地は伊豆半島(西伊豆~南伊豆)になります。 『あっ、堂ヶ島だ!』 『あっ、あの防波堤でエギングしたことあるー!』 そんなことばかり考えてました。 一時期、エギングで伊豆半島と四国を何周もしたので、伊豆半島と四国では、行ってない漁港の方が少ないのです。きのう高知県の室戸で覚醒剤入りのバッグが見つかりましたが、そのニュースに映った防波堤でもアオリイカを釣ったことがありました。 『あそこかーっ! あそこは先端から一段下りて、斜め45度の方角に投げると釣れるんだよね』 ニュースを見ながらそんなことを考えてました。 さて、「誰も守ってくれない」の感想ですが・・・ 後半、やや「ヤリ過ぎ」というカンジがしました。海外の人がこの映画を観たら『日本人ってイヤだなぁ』と思うかもしれません。スタッフの技術は素晴らしい。でも、内容が陰湿で、万人にオススメはできません。 ということで、評価は C+。技術的にはいいが、内容が陰湿で万人受けは無理。志田未来はなかなかの演技力。松田龍平は「なんじゃこりゃー」という刑事らしくないファッションだけが目立ちました。 ---以下、余談--- 名誉棄損:タレントのブログに「人殺し」 容疑などで、悪質19人立件へ(毎日 JP) ネット上の中傷を巡っては、刑事裁判でも有罪が出ている。東京高裁は先月30日、ホームページ上で外食チェーンの会社を中傷したとして名誉棄損罪に問われた男の控訴審判決で、無罪とした1審を破棄した。 最近、ネット上の誹謗中傷や「いじめ」に対する警察の対応が変わってきました。これはやられたことがある人間しかわかりませんが・・・もう、ウソ八百、書きたいホーダイなんです。書いてあることの8割以上は「ウソ」か「被害妄想」ですから鵜呑みにしないように。 書かれた方は、掲示板上で反論しても無駄。火に油を注ぐようなものですから、早めに警察に連絡しましょう。あとは時間が解決してくれるので、冷静に冷静に・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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