1872624 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006.09.27
XML
今日の冬吾のエピソードは、
このドラマの、数あるエピソードの中でも、
ものすごく特異な感じがしました。

もともと、このドラマは単線的なストーリーではないんだろうし、
それゆえに、
色んな人物の色んなエピソードが、脈絡もなく出てくるのも分かる。
まして、
すべての出来事を「桜子と達彦の物語」に集約できるとも思ってない。

なので、
べつに、この期におよんで、
桜子と冬吾が、生死の境で互いを呼び合ったとしても、
それが特別唐突なエピソードだとも思わないし、
それを見て、すぐに「男女の関係」を勘ぐる気もない。

むしろ、ドラマ的にいえば、
これまでの2人の関係に、最後の決着をつける必要があるのは、
当然なことなのかもしれない。


・・なんだけど、

今日のエピソードは、きわだって特異な感じがする。

なんとなく、
ドラマの物語の外にある、メタ=エピソード的な感じ。

まず、
今日の冬吾は、ほんとに「太宰治」になってる感じだった。
かなりはっきりと「冬吾=太宰」に見えるような気がした。

もしかしたら、原作者も、
今日のドラマのように小説の中で父親を救ったのかな?と思ったんだけど、
実際は、津島佑子は、やっぱり小説の中でも冬吾を死なせたらしい。

ってことは、
死んだ太宰に向かって「生きなきゃダメなんだよ」と告げる桜子は、
同時に、このドラマのオリジナルのメッセージをも語ってることになる。

物語がこういう形で逸脱してくるときは、ドキッとする。

冬吾が、冬吾を超えて、
太宰的なものを象徴する存在として、
このドラマの中では救ってもらえたんだなと思いました。

桜子のこういうメッセージが、
彼女の“遺言”になってしまうのかどうか、わたしもまだ知らないけど、

どうやら、
今日の桜子が作曲してたメロディも、
このドラマのテーマソングだったらしいし、

今週は、こういうメタ=エピソードが続くのかな・・。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020.09.19 12:12:37


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

日記/記事の投稿

カテゴリ


© Rakuten Group, Inc.