カテゴリ:子の成長
激しい雨と風の中、娘の学芸会を見に行った。
学校が近くてよかった。。。 3年生の演目は劇「半日村」。 ******************** 高い山が日当たりをさえぎり、すぐに夜になってしまう「半日村」。 寒くて、暗くて、米や野菜の実りが乏しく、 村人は本当に困り果てていた。 暖かく、明るい村にならないかな…。 そこで主人公の少年一平が立ち上がった。 「山を崩せば太陽が当たる。絶対にやり遂げる」と。 最初は「そんなことできるはずがない、バカだな」と 取り合わなかった村の子や大人たちだったが、 一平の本気さに打たれて 「山を崩すにはクワがいい」「石を運ぶのは天秤がいい」と 知恵を出し、協力するようになった。 この作業はずっとずっと続いた。 長い年月がたち、当時の大人たちは皆死んだ。 そして、一平たちが大人になったとき、やっと山は崩れて…。 初めて、日の光がまるまる村に降り注いだのだった。 半日村じゃない、「一日村」の始まりだ。 ******************** 話もよかったが、歌がよかったな~。 心を一つにして、歌っているのが伝わってきた。 1年生の劇はかわいらしかったし、 高学年の劇は、環境を壊しまくった大人たちには 耳の痛いテーマであったけれど、たいへん心に沁みる演技だった。 何より、誰一人としてシラケている子がいなかったことに感激した。 反省すべきは、保護者の態度。 体育館の前列にはマットが敷いてあり、観賞や撮影がしやすくなっている。 私は最初、自分の子の学年の劇を鑑賞したら交代するために設けてあるかと思ったので、 早めに行ったけれども娘の出番になるまで後ろの席に座ったのだった。 でも、実際は単なる「早い者勝ち」だったわけ。 誰もどかない。 しかもわが子の演技見たさにドッと後から詰めかけるから、 たいへんな密度になってしまっていた。 学校側ももう少し入れ替え制にするなど工夫してほしいけれど、 それ以前に「譲り合う」ことをしない大人たち、恥ずかしい。。。 前列に群がったかと思えば、わが子の劇が終わったらサッサと帰る。 分からないでもないけれど、最後まで見てもお昼には終わるのにね。 最後の6年生の劇が始まる頃には空席が目立って…。 6年生にとっては学校生活最後の行事だという話も、冒頭で校長先生がしたのにね。 取り組んできた生徒たちに申し訳ないような気がしてしまった。 トドメは、全演目が終わって教頭先生が話をしているのに席を立つ輩。 聴き終わるまで座っても、5分と変わらないはず。 なぜこちらに礼とねぎらいの言葉をかけている人に背を向けるのか、 まったく理解できない。 ああ~今日くらいは腹を立てずに過ごしたいけれど、 こういうのは、本当に残念なのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.11.19 15:53:55
コメント(0) | コメントを書く
[子の成長] カテゴリの最新記事
|
|